2024年1月10日水曜日

マウントを醸成する日本の教育

炒飯も作り続けているので安定感がでてきました

日本人は誤解している
小さい頃から「落ちこぼれ」に冷たいイギリスの学校の「シビアな現実」
現代ビジネス 谷本 真由美
https://gendai.media/articles/-/120847


「がんばれ!がんばれ!がんばればできる!」というのが日本の教育でしょう。勉強ができない子だっているし、学校の勉強はやりたくない(学校と相性が悪い)子だっている。人それぞれ。もちろん、幼年期・少年期・青年期と、同じ子供だって成長期によって教育の力点は変化するべきです。

日本には「諦める」と「明(あき)らめる」があって、『平家物語』や『方丈記』の時代は2つの違いを理解していたと思われます。政治がカバーする部分と(政治は諦めてはいけない)宗教や哲学や文学がカバーする心の部分があって、今の日本人は2つがゴチャゴチャになっているようです。

教育の成果は地震のような大災害時に顕著に現れます。心の問題が大きいからです。メディアに登場する日本の知識人の発言を聞いていると、公共性や倫理主体を形成しない日本の教育システムが大きく失敗したと言わざるを得ないのです。そういえば、お金にルーズで倫理性に乏しい政治家も同じですね。彼らには諦めない最終的には自分が責任をとるという気概がない。

すべては日本の教育の当然の帰結です。序列主義が作り出すマウントは不安払拭にはならない、心の問題を解決しないのです。幸せを追求しない。おごれる人もひさしからず。

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