2018年3月4日日曜日

スマホにはどういった問題があるのか?

早朝の三鷹駅

今朝は夜が明けてからの散歩になりました(通常は暗い時刻に散歩します)。午前6時の三鷹駅周辺。夜遊びの若者たちが駅から出てくるのですが、驚いたことに100%がスマホを見ながら歩いています。彼らは、電車の中でも歩いていても深夜でも早朝でも自分の世界に閉じこもっているのですね。私はスマホどころか携帯も不携帯で平気なのですが、、。

ゲームをやっている人以外でスマホと睨めっこしている人は、能動的に情報を検索しているのでしょうか? それとも、表示されている情報を受動的にブラウズしているだけなのでしょうか?

ibgでも数多くある課題の一つなのですが、日々の行動が工場の組み立てラインの作業のようになっています。目の前のものを処理するだけ、思考や判断する時間が省かれる傾向にあります。チャットなども問題です。メールさえ書かなくなっているのです。例えば、プロジェクトのメンバー間の確認作業でさえチャットで済ませてしまいます。それが、効率的で仕事ができるコンサルタントのやり方だと信じているようです。大きな勘違いです。

これらは、読む力・書く力の極端な劣化の原因になっています。長い文章を読んだり書いたりしないと、自分を振り返って思考することも反省することもできません。数日前にも書きましたが、カーリングの藤沢選手がトレーニングした「Meta-cognitive ability(高次認知能力)」を養うことができないのです。http://ibg-kodomo.blogspot.jp/2018/02/blog-post_26.html

スマホ相手に自分の世界に閉じこもっていると、社会認識の能力の発達が阻害されるでしょう。それは、高次認知能力の前提となるものです。

社会認識の能力
  • 察知力(相手の内面性など)、
  • 理解力(相手の感情・思考など)、
  • 社会力(社会状況の理解など)
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