2013年1月31日木曜日

アメリカで働くために必要なもの ~ マネジメントスタイル


どちらが良いとか悪いとかでなく、アメリカの組織でサバイブするために知っておくべきことの一つです(上司になっても部下になっても)。 実は、20年以上前に作成した資料の中の一枚です。

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2013年1月29日火曜日

アメリカで働くために必要なもの

少子化が進むから、または、優秀な人材確保といった理由で、外国人を採用するのは如何なものでしょうか。 新聞やビジネス誌によっては、「日本の労働市場が閉鎖的で規制緩和や外国人の就労支援が必要」と煽っている記事まであります。 外国の事情を調べてから記事にして欲しいですねぇ、、。

どこの国でも外国人が就労するには、就労ビザが必要です。 外国人の場合、無条件にどのような職種にでも就けるのではなく、就労ビザが前提条件となります。 アメリカの有名なビジネス・スクールを優秀な成績で卒業しても、就労ビザがないとアメリカでは働けません。 なぜならば、自国民の労働市場を最優先に考えるものだからですつまり、マーケット(労働市場も同じ)なんて、単独で存在しえないので

アメリカの就労ビザ取得はこの10年で随分と厳しくなりました。 911同時多発テロも影響しているでしょうが、自国民の雇用確保を最優先的に考えているからです。 特に、知的な職業に就く日本人に対しては厳しい。 就労ビザ取得のためのプロセスは2ステップからなります。 最初のステップは労働局です。 労働局のプロセスが完了してやっとこさ移民局のプロセスとなります。 つまり、自国民でなく外国人に就労ビザを出す必要性を確認してから移民局のプロセスになるわけです。

日本の愛媛みかんは世界一

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2013年1月24日木曜日

教育改革は大変

内憂外患への対策は?

教育改革に対する抵抗は大きいでしょうね。 護憲と同じく既得権益は勿論のこと教育者がサラリーマンになっていることが大きな問題だと思います。 ある程度、教師がサラリーマン的でも仕方ないのですが、サラリーマン的要素が半分を超えると問題です。

サラリーマンというのは、給与を支払っている会社に忠実な人で、仕事や自分のアウトプット(成果物)に対して強烈な拘りや責任感があるとは必ずしも言えないのです。 日本は政治家や教育者までがサラリーマンになっているところに大きな問題があると思います。 

誤解がないように申し上げますが、就活中の大学生にとって毎月給料をもらうことから始めるのは重要です。 自立(自律)の第一歩ですから。

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2013年1月23日水曜日

進歩がない!

日本のマスコミって、本当に進歩がないですね。こういった記事を掲載する新聞(しかも顕名で)や、浅薄なコメントをする人たちって、恐らく、「人間は病気にならない、死なない」と思っているのでしょうか、そして、介護なんて経験したことがないのでしょうね。 死生観もなく核家族で高齢化していく社会は恐ろしい。

子供の教育に一番大事なことは、いかなる情報操作にも惑わされず親がぶれないことです。子供は親のように育っていきますから。

「新聞を読まない人は、読む人よりも真実に近い」 第三代アメリカ大統領トーマス・ジェファーソン

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麻生副総理:「さっさと死ねるように」

毎日新聞 20130121日 1737分(最終更新 0121日 1905分)

麻生太郎副総理兼財務相は21日の社会保障制度改革国民会議で、余命の少ない高齢者など終末期の高額な 医療費に関連し、「死にたいと思っても生かされると、かなわない。政府の金で(高額な医療を)やってもらうと思うとますます寝覚めが悪い。さっさと死ねる ようにしてもらうなどしないと解決策はない」などと述べた。患者を「チューブの人間」と表現し、「私はそういうことをしてもらう必要はない、さっさと死ぬからと(遺書に)書いて渡している」とも発言した。

自身の人生観を語ったものだが、誤解を招きかねない表現で、今後野党が問題にする可能性もある。麻生氏 は会議後に「公の場で発言したことは適当でない面もあった」との談話を発表。議事録から削除する意向を示した。また、記者団に「個人的なことを言った。終末医療のあるべき姿について言ったのではない」と釈明した。

民主党の細野豪志幹事長は記者会見で「『とにかく生きよう』と頑張っている方もいる。政治家として言葉を発する時は、国民それぞれの受け止め方や意思を尊重すべきで、どうかという感じだ」と述べ、不適切だとの認識を示した。【佐藤丈一】

2013年1月22日火曜日

工夫のある生活

工夫のある田舎蕎麦

自分で何とか工夫しようとしない毎日はつまらないと思います。仕事はもちろんですが、生活や遊びでも同じです。問題意識を持つなんて大袈裟なことでなくてもいい。ちょっと工夫する習慣って大事ですね。

そもそも、人間の脳って、脳自体が自分で学習する機能を備えています。もし、工夫することなく疑問も持たずに言われるがままに毎日を過ごしていると、脳機能は硬直し成長して行かないでしょう。要するに、自分で一歩前に踏み出そうとしない限り、道は開けないのです。

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2013年1月18日金曜日

上手に褒めていますか?

年度が変わり、ibg では昨年一年間の評価の季節です。我々のように、人そのものが商品であるコンサルティング会社では、この評価が組織存亡の根幹です。 評価システムが機能していないコンサルティング会社に将来はないのです。

自分で自分を評価するのは難しいものです。 上司や同僚、部下の助けが必要です。 その人の成長に関心を持ち、少しでも成長があれば、それに気づいてくれる人が必要です。 人は一人では生きられないということです。 そして、周囲の助けのレベルは高ければ高いほどいい。 つまり、レベルの高い環境で生活し仕事をすると本人への利息(見返り)も大きいものです。

さて、褒め方ですが、

・具体的にほめる
・タイミングよくほめる
・目標は高くし過ぎない
子育てでも、学校でも、会社組織でも、そして、あらゆるリハビリでも原理原則は同じということです。みんな人間ですから。

ibg 2012のまとめ

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2013年1月14日月曜日

息子の帰国

鉄人28号とブラックオックス

2年半ぶりに息子が帰国しました。休暇を取って4日間だけの帰国です。

彼にとって故郷はニューヨークなのでしょう。頭の記憶装置の中に焼き付いている人生のイメージのほとんどがそこにありますから。 原風景を有する場所が故郷です。 故郷の延長線上に愛国心があるのであれば、彼にとっての愛国ってアメリカなのでしょう。 それはそれで仕方ないとして、20%は両親のいる日本であればいいのですが。

脱出しても戻ってきた私にとって、日本の吸引力って相当に強力なものだったのでしょうね。 鉄人28号のフィギュアにも出会えるし、、、。  

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2013年1月11日金曜日

国際競争力って半分は語学力か?

地下鉄の広告
違うでしょうね。

とっかかりの10~20%は語学力でしょう。 でも、語学力だけじゃサバイブは難しいと思います。 もし、10~20%の語学力がない場合、スタートポイントにさえ立てないのは事実です。

グローバル時代に必要不可欠なのは、語学力じゃなくてへこたれない強靭な精神力です。 要するに、語学力さえあればグローバル人材だというのは幻想です。

「甘やかす」って英語で「coddle(カドル)」って言います。 オバマさんは「大企業や国民を coddle している」って責められています。 大企業や国民をcoddleしてるって、本当はどこの国でしょう? 語学教育だって。 

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2013年1月10日木曜日

ユーモアのセンス

浅草のお面屋さん  

アメリカの組織の中でリーダーとしてサバイブするには以下の3つのことが不可欠です。 いくら決断力とイニシアチブがあってもユーモアのセンスがないとダメです。
  1. determination (問題判別して決断する力)
  2. initiative (イニシアチブ)
  3. sense of humor (ユーモアのセンス)
ユーモアのセンスというのは、組織のメンバーに対して安心感を与えます。 ところが、日本の組織を支配する空気は、このユーモアのセンスを許さない。 真面目じゃないと思われる。 そして、一生懸命やっているふりをする。 よくないですね。

ユーモアのセンスというのは、大人になってからいきなり身に付くものではありません。 やはり、ユーモアのセンスをもった人たちと付き合うことですね。  

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2013年1月8日火曜日

バカの壁


決して頭が悪いわけではない、自分が聞きたくないことは耳に入らない。 そうです、少し前に流行った『バカの壁』ですね。 神経心理学的に言うと、人間の脳はピラミッド構造になっているそうで、一番高度な位置に「自己の気づき(self awareness)」があるそうです。 哲学的でなく自然科学的に脳の機能を解明しても、自己認識が全体をコントロールしているようです。            

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2013年1月4日金曜日

自販機のおしるこ

元旦の散歩で見つけた自販機

芥川龍之介は、自殺の動機を、「少くとも僕の場合は唯ぼんやりした不安である。何か僕の将来に対する唯ぼんやりした不安である」(『或旧友へ送る手記』昭和二年七月、遺稿)と言っています。 

芥川龍之介に『しるこ』という作品があります。 これは昭和二年、自殺直前の文章のようです。 「将来に対するぼんやりとした不安」を、おしるこを食べながら思いつめたのでしょうか?  芥川は太宰治とちがって下戸だったそうです。

まだ紅毛人たちは「しるこ」の味を知つてゐない。若し一度知つたとすれば、「しるこ」も亦或は麻雀戲のやうに世界を風靡しないとも限らないのである。帝國ホテルや精養軒のマネエヂヤア諸君は何かの機會に紅毛人たちにも一椀の「しるこ」をすすめて見るが善い。彼等は天ぷらを愛するやうに「しるこ」をも必ず――愛するかどうかは多少の疑問はあるにもせよ、兎に角一應はすすめて見る價値のあることだけは確かであらう(芥川龍之介『しるこ』 昭和二年六月

私は、紅毛人たちにお好み焼きを食べさせて反応をみたことはありますが、おしるこはまだ試したことがありません。 抹茶アイスが大好きな紅毛人はおしるこが好きに違いないと信じています。 ましてや、自販機で簡単に手に入るとしたら、、、、、「日本は素晴らしい国だ!」と、思うことでしょう。

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2013年1月2日水曜日

New Year's Resolution

武蔵野吉祥七福神の毘沙門天 延命寺
私は迷惑をかけずに死ねるなら少しくらい早めでもかまいませんよ。。

2013年、私のNew Year’s Resolution (新年の抱負)は、「毎日を楽しむ!」です。 これまでも人生楽しんで来ましたが、もっともっと楽しむことです。 

このブログは、小学生のお子さんをもつお母さんたちをターゲットに始めたのですが、3年前の開始直後から内容は多岐にわたり、単なる与太話になってしまいました。 私自身の問題もあるのですが、ここ3年間の日本の状況がブログの内容に大きく影響を及ぼしたようです。

マスメディアに登場する文化人・知識人と言われる人たちは、「子供は社会が育てる」と思っているらしい。 とんでもない勘違いです。 

「人間社会は家(内)の集まりたるものなり、その悪事の元素は早く家(内)にありて存するものなり。家(内)は社会の学校なり、社会にありて専制を働く者は、この学校の卒業生なり。故に曰く、社会の有様を改革せんと欲せば、先ずその学校を改革すべきなり」(『教育の事』 福沢諭吉 明治11年1月)。

福沢諭吉は、家は習慣の学校であり、父母は習慣の教師であると言っています。 子供は社会で育てるなんていうと、文化大革命時代の人民公社を思い出してしまいます。 子供の智徳(智恵と道徳)の基礎は家庭で習得するものですね。 それがちゃんと出来ていない国は、それなりの品位の国だということです。

Wishing you a Very Happy Healthy 2013 !!  

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