2023年1月28日土曜日

ジェフ・ベックが亡くなった

ジェフ・ベックが亡くなりました。自分にとってここまでショックだとは正直驚いています。

クラプトンとジミー・ペイジと亡くなったジェフ・ベックが3大ロック・ギタリストと言われていますが、3人とも60年代イギリスのヤードバーズというグループに交代で在席していました。クラプトンは私にとってはボーカリストです。黒人ブルースのフレーズは黒人よりも黒っぽい。真似の隙間で自分のオリジナルを出しているのですが、そのオリジナルが秀逸なのです。

ペイジはギタリストでありプロデューサーです。ツェッペリンというヤードバーズの後継みたいなバンドをプロデュースしました。ツェッペリンは今でもよく聞きます(1970年代前半までの楽曲)。クラプトンだって1975年くらいまでのクラプトンが好きです。ベックもフュージョンになる前、70年代半ばまでが特に好きです。

要するに、彼らとの出会いと当時の自分の年齢がポイントなのです。彼らは私の自己が形成される過程での重要な存在ですね。だから今でも同じ音楽を聴いて当時を思い出します。

1973年、ジェフ・ベック(BBA)の大阪公演を観ました(中間試験直前だったと思う)。日本中のギター小僧は「ベックのピックは何を使ってるんだ?竹を使っているのだろう」という噂まで流れていた。私は前から12番目の席で目を凝らして見ていたのですが、何が何だか分からないうちに終わりました。

今だとYouTubeがあって画像を繰り返し見ることができる。0.5倍速にだってできる。ギターTAB譜だってネットで見ることができます。もちろん、それでもジェフ・ベックのようには弾けないのですが、隅から隅まで分かってしまう。100%分かると想像の余地がなくなります。1970年代のギター小僧たちは夏休みの間中、会えば自分の考えを主張して侃侃諤諤の議論をしていました。分からない部分は各自が想像して自分で行間を埋めるしかない。でもそういった積み重ねが後々の個性豊かなプロギタリストを生んだんでしょうね。

私は一生かかっても真似をする領域にも達することはない。熱意も才能も不足しているのでしょう。でも満足満足。ありがとう、ジェフ・ベック。R.I.P. 



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