2021年5月2日日曜日

日本の教育の根本問題

 















1974~1975年に聴いてたレコード

日本の教育の根本的な問題は何かを考えてみたいと思います。

アメリカの教育は日本よりも大きな問題を抱えているかもしれません。しかし、基本的な教育理念って、割としっかりとしているような気がします。

①赤ん坊から9歳くらいまで → 人間になる訓練、社会性を養う 。
②14歳くらいまで → 基本的な学力をつける。読み書きソロバンのたぐい。
③14歳 → 人間(自己)形成の期間。子供が試行錯誤をしながら自分の価値観を養う期間。

学問や研究が好きであれば大学院から博士課程に進む選択をすればいい(それまでは③の期間)。ビジネスの世界を目指すならばビジネススクールがある。勉強が嫌いで素行が悪ければ最終的には軍隊がある。もし、エリート軍人を目指すならば、ウェストポイントやアナポリスなど士官学校に行く道がある。

日本では「アメリカの高校・大学の数学のレベルは低い」という意見があります。

実際、ビジネススクールの統一試験GMATの数学は日本の中学3年生レベルの数学です。でも、それには①②③の理由があるのだと思います。

日本は、②の期間の後はほぼ自己の意志決定もなく受験へと突き進むことになります。③の期間は無いか少ないのです。少なくとも②と③のバランスが悪い。これを断ち切らないと日本の社会は変わらない。

若い人には過去のしがらみを断ち切って未来のために新たにスタートしてもらいたい。

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