2019年3月28日木曜日

Born In The U.S.A.

ブルース・スプリングスティーン  『BORN IN THE USA』(1984年)

「我々のアメリカはロクでもない国だけど思いっきり愛そうぜ!」という歌です。黄色い人間である私はそう解釈するのです(歌詞の中に黄色い人間を殺すために外国に送られるとあります)。

Got in a little hometown jam
So they put a rifle in my hand
Sent me off to a foreign land
To go and kill the yellow man


自分の国を愛してる人は自国に対して批判的なものです。アメリカ人だって中国人だって日本人だって。この歌も多くの人がベトナム反戦歌と認識しています。しかし、スプリングスティーンは酷いアメリカだけど愛そうぜと歌っている。そして、こういった自分の生まれた国に対する感情は万国共通であるべきです。自国に対して愛情を感じることに関して互いに寛容になれる。要するに、相手に対するリスペクトであり、それが本当の保守ということです。

(以下、ウィキペディアより抜粋)

歌詞のテーマ

同曲はひとつに、ベトナム戦争を体験したスプリングスティーンの仲間たちに捧げたものであり、その仲間の数名は生きて帰ってこなかった。それはまた、戦争から帰還したベトナム帰還兵が直面した困難に抗議している。曲の物語は、主人公の低い地位の出身、軍への入隊、そして不満のある帰国をたどっている。苦悶の間奏はさらに衝撃を与えて、主人公の(文字通りの、または比喩としての)兄弟(または仲間)の悲運を描写している。

I had a brother at Khe Sanh
Fighting off them Viet Cong
They're still there, he's all gone
He had a woman he loved in Saigon
I got a picture of him in her arms now


歌詞に登場するケサンの戦いは、北ベトナム軍との戦いであり、歌詞で聞かれるようにベトコンではない。最終的にアメリカ軍はケサンの包囲を壊したが、たったの2ヶ月後には前哨基地から撤退した。このことでケサンは、ベトナム戦争における無益の象徴のひとつになった。

(抜粋 おわり)

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