2015年7月6日月曜日

心技体とは?

多くの勝利と一つの敗戦から何を学ぶか?

心技体とは一般に精神力(心)・技術(技)・体力(体)の総称だと言われています。 少し、心技体について考えてみました(いつものように上から目線ですよ)。

世間では心技体のそれぞれが優れていて、且つ、全体のバランスがとれていることが重要視されていると思います。 勿論、正しいのですが、それだけでは足りないような気がします。

一つは、タイミングが大事だということです(英語でいう 
PEAKING AT THE RIGHT TIME)。人生って、博打ではなく勝負なのですが、勝負に勝てる人は、最上のコンディションを決戦の時にピタリと持っていける人です。総合的に心技体のバランスがとれていても、決戦のタイミングに調子を合わせることができないと意味がありません。スポーツであれば、準決勝で燃え尽きて決勝で本来の力の100%が出ないということでは困るのです。欧米、特にアメリカ人の精神力の強さは、普段の100%の力量を決戦で120%にする集中力があることです。

二つ目は心技体の3つは同列ではないということです。福沢諭吉の子育てポリシーは、子供には9歳までは身体をつくることだけを要求し、知識の習得は身体ができてからだというものでした。体が出来ていないと、技(術)や心(精神)は積み上がっていかないと考えているのです。体が強靭であるということは、想像以上に重要なのです。

要するに、心技体の一つ一つを深堀したり、三つのバランスをとることだけを考えるのではなく、体力(健康)が基礎となることや、決戦に合わせて気持ちを最高潮に昂らせることが重要であるということを理解すると、教育や更には社会に出てからパフォーマンスに幅が出てくると思います。

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