2015年7月10日金曜日

指導者の器

Screen Addiction
July 6th 2015, The New York Timesより

1980年代、大阪で中学教師をやっている友人が学級崩壊のことを話していました。相当ひどい目に遭ったのかも知れません。友人は、中学生は恐ろしいから高校に移ると言っていました。

1990年代後半から10年ほど日本の学校はゆとり教育を推進しました。2009年に帰国した私は中学高校のカリキュラムを調べて驚きました。その後、学力の著しい低下から、ゆとりはダメだと言って見直しが始まったのは皆さんご存知のことと思います。

振り返ってみると、ゆとり教育って誰のための教育だったのでしょう? 何が良い点で、何が課題だったか(明らかに学力低下は課題の一つですが)、そして継続する良い点と改善すべき課題から総合して考えだされたAction Planが、グローバルに対応する人材の育成なのでしょうか?

恐らく戦後何十年も継続しているのでしょうが、特にここ数十年、指導者の「器」でない人たちが多すぎるように思いませんか? 教育だけでなく、政治もビジネス界にも共通する問題です(もちろん、自分のことは棚に置いてですよ)。

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