2023年10月13日金曜日

謝念と邂逅


季節の風物詩。茨城の栗です。栗の鬼皮渋皮むきは一年に一度でも嫌になります。でも、後を引くほのかな栗の甘みを感じるには仕方がない。

若者(Z世代)の意識調査の記事がネットにありました。Z世代の約7割が日本社会の未来に「希望を感じていない」そうです。

理由は、「政治に期待が持てない」(56.7%)、「少子高齢化が進んでいる」(42.1%)、「自分の資産が安全ではない」(26.8%)、「格差社会により分断が進んでいる」(24.9%)、「利己的な人が多い」(19.2%)といった結果だそうです。

人生は謝念と邂逅と言ったのは昔の偉いお坊さんです(誰だか忘れました)。

「謝念」の気持ちはまず相手を理解し、相手の希望により添うことです。「邂逅」(encounter)とは、思いがけなく出会うことです。出会うのは人とは限らない。一生読める本であったり知識であったり音楽であったりその他の趣味であったりする。

今の時代は恐らく50年前よりも未来が見えにくい。今日よりも明日、明日よりも明後日が良くなるということが信じられない。そういった「縁(環境)」の中にいることは間違いない。だからこそ、ガバナンスやコンプライアンスのような新たにできた枠組みではなく、自分たちが歴史的に築き上げてきた社会の仕組みや、それを支える、それこそ「価値観」を重視する精神から学ぶべきでしょう。卑屈になる必要はないが、Z世代ももっと謙虚になるべきです(高齢者のパワハラと言われるでしょうね、、、)。

自分が50や60歳になれば、自分が30や40歳の時にいかに知性がなかったことに気づくものですそうじゃない中高年が多いのは問題ですが、、、。

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