2020年1月6日月曜日

経験があって個人がある

2020年 正月

個人あって経験あるのではなく、経験あって個人あるのである。西田幾多郎『善の研究』

日本社会は現行教育システムとサラリーマン社会で人から考える時間や経験のための選択しを奪った。だから独立した個人が作られないのではないだろうか?

西田幾多郎は経験と思惟(考える事)により人は未来へ向かって行くと言いました。個人の考えを超えて人類の視点に立てという意味だそうです。これは少し言い方を変えると、Meta-physical(形而上学的視点) ということかもしれません。

要するに、形而上(観念的なもの)と形而下(物質的なもの)のバランスが大事なのでしょう。今の日本は教育の世界も実社会もあまりにも形而下に偏っているように思います。

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