2016年8月20日土曜日

殻を破る

空蝉(うつせみ)

例年アブラゼミの勢力が圧倒的なのですが、今年はアブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシの力が拮抗していました。

蝉は、幼虫として地下生活する期間は3-17年と言われています。 長い地下生活のうちに数回の脱皮も行うそうです。 地下にはモグラなどの天敵がおり、中には菌に冒されて死ぬ幼虫もいます。 十分に成長した幼虫は、 地表近くまで縦に穴を掘って羽化の機会を狙います。 そして夏の夕方、地表に出て自分で上る木を決めて、深夜に羽化を行って朝までにセミの成虫になります。

いきなり殻を破る訳ではないことが分かります。 機が熟すのを待ち、自ら意思決定して一歩踏み出す。殻を破るのはそのあとです。

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