今朝の富士山 @ 東名 富士川サービスエリア(デジカメ一眼での撮影)
デジカメって、カメラの機能に任せているだけで、私はデジカメの機能に便乗しているだけなのです。 だから、私の写真には魂が入っていない、、、、。
日本は、幕末の不平等条約をリセットするために、日清、日露の二つの戦争を必要としました。 でも、本当に問題なのは、日比谷焼打ち事件(1905年)が象徴している日本人大衆の性質であり、日本ジャーナリズムのレベルの低さでしょう。 下は、夏目漱石の『三四郎』からの抜粋です。 数年前にもブログにUPしました。 夏目さんは凄い。
髭の男は、「お互いは哀れだなあ」と言い出した。「こんな顔をして、こんなに弱っていては、いくら日露戦争に勝って、一等国になってもだめですね。もっとも建物を見ても、庭園を見ても、いずれも顔相応のところだが」、「あなたは東京がはじめてなら、まだ富士山を見たことがないでしょう。今に見えるから御覧なさい。あれが日本一の名物だ。あれよりほかに自慢するものは何もない。ところがその富士山は天然自然に昔からあったものなんだからしかたがない。我々がこしらえたものじゃない」と言ってまたにやにや笑っている。
三四郎は日露戦争以後こんな人間に出会うとは思いもよらなかった。どうも日本人じゃないような気がする。「しかしこれからは日本もだんだん発展するでしょう」と弁護した。すると、かの男は、すましたもので、「滅びるね」と言った。
***
三四郎は日露戦争以後こんな人間に出会うとは思いもよらなかった。どうも日本人じゃないような気がする。「しかしこれからは日本もだんだん発展するでしょう」と弁護した。すると、かの男は、すましたもので、「滅びるね」と言った。
***
0 件のコメント:
コメントを投稿