鈴木大拙ミュージアムの展示物
大拙は「妙」という言葉を好んだそうです。 シェイクスピアの『As You Like It』に一句を見いだし、これが「妙」だと思ったそうです(O Wonderful, Wonderful, And Most Wonderful Wonderful! And Yet Again Wonderful ...)。
大拙は著書『東洋的な見方』(岩波文庫)で「妙」ということが、東洋的なものを最もよく現していると思うと言っています。 西洋人は、テクニックにとらわれているというか、意識でもって、これがいいとか悪いとかいって、そして描くとか彫刻する。本当の美は出てこない。目的があったらその意識がくっついてくるから我というものが出るからだそうです。
要するに、西洋人は「何ごとも他に対して存在するもの」という、相対的な見方をするということだと思います。 仏教でいう無我の境地、つまり、無意識にならないと「妙」にならないと言っているのでしょう。 テクニックにとらわれると我がでる。無我になってはじめて「妙」が出る。それが東洋的な見方というものだと。
要するに、西洋人は「何ごとも他に対して存在するもの」という、相対的な見方をするということだと思います。 仏教でいう無我の境地、つまり、無意識にならないと「妙」にならないと言っているのでしょう。 テクニックにとらわれると我がでる。無我になってはじめて「妙」が出る。それが東洋的な見方というものだと。
最近の若い女性はよく「ビミョー(微妙)」って言いますが、分かって言ってますかね? 微妙(玄妙)の意味を、、。
***
***
0 件のコメント:
コメントを投稿