2013年6月15日土曜日

父親の役割

自分から自分に父の日のプレゼント

コンサルティング会社における商品は人材です。 この人材の価値を上げる責任を担っているのがカウンセラーです。 カウンセリング・セッションを通じて商品、つまり、コンサルタントの価値を上げるのです。 そして、カウンセラーとカウンセリーの関係は永遠に継続する訳ではありません。 

桂枝雀さんの「緊張の緩和理論」は、緊張が緩和した時に笑いが起こると説明していますが、カウンセリング・セッションの場合は、緊張が緩和し、リラックスすると、その時点で、2人の間でのカウンセリング関係は終了です。 カウンセリーが成長し、カウンセラーとカウンセリーの実力が同等となったからです

ところが、父親と子供の関係は違っています。 

父親の役割って、父親が亡くなって初めて子供たちに伝わる部分があるからです。 子供は親が健在のときは、親の生き様をみて学習する訳ですが(例え反面教師でも)、実際は、亡くなって初めて気づく部分があるということです。 関係は終了しない。

「年老いて、万事枯れ行く昨日今日、むさくるしさに、なるまいぞ夢」 (三遊亭圓歌 『中沢家の人々』より)。

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