2012年1月1日日曜日

武蔵野に散歩する

「武蔵野に散歩する人は、道に迷うことを苦にしてはならない。どの路でも足の向くほうへゆけばかならずそこに見るべく、聞くべく、感ずべき獲物がある」(国木田独歩 『武蔵野』より)。

元旦から武蔵野を散歩しました。 なかなか獲物が見つからない。 自分の観察力が足りないから独歩のように感じないのでしょうか? 青春を彷徨する独歩が武蔵野に住んだ年齢と今の私の年齢があまりにも違いすぎるというのも原因の一つかもしれません(独歩は36歳で死没)。

三鷹駅北口の交番の横に武者小路実篤の筆になる国木田独歩の詩碑があります(下の写真)。 「山林に自由存す」。 独歩を象徴する詩からの一文です。


ちなみに、三鷹の名誉市民は武者小路実篤であって、国木田独歩も太宰治も名誉市民ではありません。

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