2012年1月10日火曜日

仕事と報酬

奈良のマンホールには鹿がいる!

拘束時間に対して報酬があると考えているうちは成長しないし、そう考える社員を多く抱える組織は発展しないでしょう。 ここだけの話ですが、ibg のチャレンジは、日中の若い人たちにそれをどう理解してもらうかということです。

仕事の中には自分の成長のため、勉強(修行)として働かなくてはいけないことがあります。それが、自分に対する投資です。 特に、若いうちにレベルの高い集団で仕事をすることの重要性はこういったところにあるのです。

欧米のビジネスの世界では仕事を求める若者はインターン期間を経てトレイニーになります。 qualify(資格を有する)されるまでに数年かかるのが普通です。 日本では企業が一括採用して正社員になった後、新入社員教育で会社が面倒を見ます。 つまり、資格を有しない若者を正社員にして給料を払いながら教育してくれるのです。 欧米のビジネススクール(MBA)は、新入社員教育を学校が行うようなイメージと考えていいかと思います。

「時間を拘束されることによってお金を貰っているのだ」と考える若者は日本と中国に多い(たぶん、日本より中国のほうが多い)。 仕事と報酬という基本的なことだって、国が変われば考え方は違ってきます。 グローバル化といっても、報酬のような基本的なことからちゃんと共通の認識をもっておかないと、うまく行かないと思います。

さて、ibg の2012年はどう展開していくでしょうか?

薬師寺の土塀

***



4 件のコメント:

  1. 中国は日本よりも自営の気質が強いのかとイメージしていましたが、意外と会社に依存(就社)する若者が多いんですね。
    自費でMBAのような教育を受けられる裕福な人ばかりではないので、日本のように給与を払いながら新入社員教育を行う仕組みが間違っているとは思えません。
    ただ、貰ったお金が、成長への投資なのか、ビジネス貢献への対価なのかをきちんと把握しなければ、「拘束時間に対する報酬」と考えてしまう事になるんでしょうね。
    やはり、現在の実力と成長の方向を伝えられる人(メンターやカウンセラー)の存在が重要だと思います。

    返信削除
  2. 就社になるんですかね、、、「時間を拘束されるのだから報酬を貰うのは当たり前だ」という主張です。 プロフェッショナリズムが稀薄だとも言えるし、修行という考えがないとも言えます。 依存症ですね、やはり。 日中の若者は似ていると思います。

    日本の新入社員教育は「同じ釜の飯」意識の醸成という意味でいいと思います。 でも、刷り込む基本が間違っていたら悲惨ですね。

    人そのものが商品であるコンサルタントの場合、「仕事と報酬」に対する正しい理解がないと、個人の成長も組織の成長も望めないと思います。

    仰る通りカウンセラー(上司)がダメだとダメ。ibgは、マネジメント側も反省しないといけないし、若い人たちには、現状に慣れることなく一歩前に踏み出し続けて欲しいものです。

    ***

    返信削除
  3. 日本も中国も伸びしろが大きい若者には、一歩前に踏み出し続けて欲しい。
    全く同感です。
    鉄は熱いうちに打てという言葉がありますが、まずは熱くさせる仕組みが必要かもしれません。
    魅力的なビジョンの提示と浸透でしょうか、、、

    返信削除
  4. そうですね。仕組み作りやビジョンの提示というのは大事ですね。ビジョンというのは、見えないけど共通の理想イメージが浮かぶということですから。

    ただ、いつも思うのですが、家庭や小中学校の教育って大切(大前提)です。勿論、自分のことは棚に上げてですが、親の責任や小中学校の先生の責任は大だと思います。

    ***

    返信削除