2012年1月23日月曜日

聖徳太子の法隆寺

写真は、法隆寺の大講堂の前から見た西院伽藍です。 右から回廊、五重塔、中門、金堂です。 千四百年の風雪に耐えてきたわけです。

聖徳太子は側近である小野妹子を遣隋使として隋に派遣しました。 大陸の先進文化を積極的に取り入れ新しい国造りをしようと留学生を同行させました。 海外インターンシップですね。

聖徳太子は、外交、国内治安に力を注ぎ、国の基本法を制定し、心のよりどころとして宗教(仏教)を導入しました。 今の日本って、どれ一つとっても怪しくなっていませんか? 以下は十七条の憲法のサマリーです。 政治家の先生方、ご存じかな?

憲法十七条
 
 1 和を大切にし,人と争わないようにしなさい。
 2 あつく三宝を敬いなさい。三宝とは,仏・法・僧であり,仏教を信仰しなさい。
 3 天皇の命令には必ず従いなさい。
 4 すべての役人は礼を守りなさい。礼は民を治め官人の序列をも維持するものである。
 5 私利私欲を捨てて,民の訴えを公正に裁きなさい。
 6 善と悪をよくみきわめて対応しなさい。
 7 自分の任務をきちんと行い,他の職務に干渉してはいけない。
 8 役人は朝早く出勤し,夜遅くまで働きなさい。
 9 善悪は義の根本である信のあるなしに関係している。心がなければ何事も成功しない。
10 人それぞれに意見が違うのはあたりまえ,違うからといって怒ってはいけない。
11 部下の仕事のできをきちんと見極め、賞罰の判断をしなさい。
12 地方の役人は民から税をとってはいけない。
13 役人は同僚や上司の仕事の内容も知っていなさい。
14 役人は他人をうらんだりねたんだりしてはいけない。
15 役人は私情を捨てて,正しく職務を遂行しなさい。
16 民を労役に使うときは,時節をよく考えなさい。農業の忙しい時期に招集してはならない。
17 大事なことは一人で決めず,多くの人々とよく議論してから決めなさい。

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