2024年1月8日月曜日

どう自己主張するか?

 

日本と米国の「国語教科書」を比較すればわかる…日本人が「世界最高水準の学力」を生かせない根本原因日本で重視されるのは「自己主張」よりも「自己犠牲」 PRESIDENT Online

https://president.jp/articles/-/77069?fbclid=IwAR17XjT0B2AN8Dt_w-qVNZ6HMH71Vt0AElaJqLHuWaTWTtNyYABV4MemUjk


どのように自己主張するか?


私は高校時代に受験勉強とか学校とは距離をとっていました。分かり易く言えば、落ちこぼれのロクでもない高校生だったのです。しかし、社会人になって長年アメリカ人やその他の外国人と働きながら少しずつ学んだことがあります(彼らに知らないとは言えないので、知ったふりをしながらですよ)。

現場での実践を通じた経験なので全くウソ話ではありません。実は優秀なコンサルタントが作成する資料や彼らのプレゼンは以下の構造になっているのです。

1.POV(point of view)を示すこと。観点は何か?
2.POVを支えるパラダイムは何か? どういった世界観を持っているか?
3.1と2を相手に伝える言葉(概念:普遍性が高いもの)を持っているか?

外国人(組織のマネジメント)との議論やプレゼンテーションで重要なことは、以上のようなことを理解しているかどうかなのです。自己主張するにも正しい準備が必要です。

アメリカの小中高の『国語教科書』って思い浮かばなかったので、息子夫婦(テネシー州ナッシュビル在住)に問い合わせると以下のメールが返ってきました。息子夫婦は2人ともアメリカの義務教育で育った日本人です。


息子からの返信

Armonk(ニューヨーク州)では国語の『教科書』というものはあまり覚えていない。小学校低学年のころはあったのかな?プリントとかワークブックみたいなのはあったような気がするけど、内容は覚えてない。読み書きとかだけだった様な気がする。

Armonkでは文法のレッスンは一切無かったね。あと文章を日本の国語の授業のレベルまで細かく分析することは一度もなかった。ようやくSATで、文章の要点を選択する問題みたいなのは出たけど、学校ではそういうのを勉強したり練習したりすることは一度もなかった。SATの参考書にしか出てこなかった。

アメリカの(中学校以降の)国語の授業は国語というより「文学」の授業に近かったかな。いろんな小説を読んでエッセーを書かされたけど、目的がなんだったのかいままで考えたことなかった。本来は自分のPOVとかを考えたり、それを説明する能力を育てるはずだったのかも知れない。

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