2012年7月26日木曜日

蟹とたはむる

石川県徳光海岸

「砂浜」と「蟹」ときたら、石川啄木『一握の砂』の冒頭の一首です。

東海の小島の磯の白砂に 
われ泣きぬれて 
蟹とたはむる

石川啄木というと、20年前に26才で突然死した歌手 尾崎豊とイメージがダブります。 啄木も26才の時に肺結核で亡くなりました。 尾崎豊のことは名前さえ知らなかったのですが、数年前にYouTubeでたまたま見つけて何となく引かれるものを感じました。 二人の共通点は、非常に凝縮された濃厚な人生を生きたと言うことでしょう。 私なんか彼等の2倍以上生きていますが、中味はどんどんと薄まっていきます。

ところで、「東海」とは日本海じゃなくて、日本のことを言うそうですよ。

 自己防衛本能が芽生える北陸の海
  
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