2012年3月11日日曜日

(続)大衆の反逆

オルテガはスペインの哲学者で、『大衆の反逆』は1930年に刊行されました。 白水社から選書で再販されています。


大衆が社会を支配すべきではない。 もし支配するようになれば危機的な状況になり、そのことを『大衆の反逆』と言ったのです。 19世紀後半の指導者に対して「彼等の罪は自分の責任に対する不完全な自覚のことであり、この自覚の不足から警戒や見張りを続けることを怠ったのである」と糾弾しています。

今の日本にも同じことがいえませんか? 政治家が「国民のみなさまのために」というのを聞くたびに、オルテガの『大衆の反逆』を思い出してしまいます。 このブログで『大衆の反逆』を取り上げたのは震災前の2010年8月でした。

http://ibg-kodomo.blogspot.com/2010/08/blog-post_1636.html

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