2011年12月27日火曜日

有能か有徳か?

乃木神社の乃木大将

世の中、特に日本には有能な人はいっぱいいます。 でも有徳の人、つまり、立派な人は少ない。 それが日本の近代化の過程で見落とした大きな問題点だったのだと思います。 実は、平成の今でも続いている。 私は乃木希典は有徳の人だったと思います。

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2 件のコメント:

  1. 能力と人徳はどちらが良いかと言われると難しいですね。

    先日最終回を迎えたNHKドラマ「坂の上の雲」での乃木希典は、司馬遼太郎の原作よりもさらに乃木の無能さを強調した内容となっていました。
    奉天会戦へ合流した際には、参謀の一人から疫病神とさえ言われていました。(そんな台詞は原作には無かったような…)

    私は乃木希典に何のゆかりもありませんが、少し不憫に思いました。

    能力は、とがった部分かと思います。
    確かに、乃木希典はとがってはいなかった印象を受けます。

    人徳を得るには、バランスが大切です。
    人から信用されるバランスのよさを乃木希典は持っていたのだと思います。

    三国志で言うと張飛は能力者、劉備は人徳者、関羽は両方を兼ね備えていると思います。
    だから、世界中に関帝廟があるのかなと思ったりします。

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  2. 司馬遼太郎は優れた小説家だと思います(実は私が通った東大阪の中学校の近くに司馬さんは住んでいました)。でも、小説が一国の正史であるかのように勘違いされると恐ろしい。

    オリジナルがよくできた小説(作り話)であり、それにテレビが脚本を加える。それを見た国民は史実だと信じる。やはり、本物を見抜く目は自分でつけないといけないのでしょう。

    私もまだまだ騙されることが多いのだと思います(反省)。

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