2017年5月8日月曜日

サザエでBBQ

連休最後はベランダでバーベキュー

1881年(明治14年)、福沢諭吉46歳。外交政策論である『時事小言』を発表しました。

「俚話(りわ)に、青螺(さざえ)が殻中に収縮して愉快安堵なりと思ひ、其安心の最中に、忽ち殻外の喧嘩異常なるを聞き、窃(ひそ)かに頭を伸ばして四方を窺(うかが)へば、豈(あに)図らんや、身は既に其殻と共に魚市の俎上(まな板)に在りと云ふことあり、国は人民の殻なり。其維持保護を忘却して可ならんや」(俚話:巷の話)。

「殻」たる政府が取り組まなければならないことは各国で山積しています。日本も同じです。殻が殻の機能をなさない場合、「気がついたら殻と共に魚市場のまな板の上だった」なんてことがないようにしてもらいたいものです。

憲法記念の日、テレビの憲法討論を聞いていると、今の日本が置かれている状況でさえ、殻は国連の役目だなどと考えている人がいることに椅子から転げ落ちそうになりました。




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