中小企業静岡(2003年 7月号 No.596)より
集中力というのは非常に大事だと思います。どんな領域でも、とてつもない集中力を持っている人が勝者になるからです。人並み外れた集中力を備えた人がその道の名人になるのです。
私はごく一般的な日本人なので、否、平均的な日本人より集中力では劣る、筋金入りの「ながら族」です。子供の頃から集中力がない。 小学生の頃から勉強は音楽を聴きながらテレビを見ながらでした。 私がどの道の名人にもなれなかった最大の理由は、この集中力のなさだと思っています(他にもいっぱい原因がありますが、、、)。
日本は労働生産性が低いとされています。OECD加盟34ヵ国中で第22位です(2013年)。さらに、主要先進7ヵ国では1994年から19年連続で最下位です。日本人の能力が劣っているのではなく、最大の原因は残業による労働時間が長いことです。1日24時間1年365日は世界中同じです。日本人は時間を区切り集中することなく、24時間365日をすべて満たすまで仕事が膨張する傾向にあるのです。要するに、メリハリがない。これは一つの仕事を完成させるのではなく、時間をすべて満たすまで仕事を増やしているだけなのです。
凡人の私でも僅かながら集中力を高める方法があります。
私は朝の時間を使っています。若い時から何も用事がない場合は早く寝て朝は早く起きるようにしています。5時とか6時ではダメです。3時とか遅くとも4時です。テレビにも家人にも誰にも邪魔されない時間を2~3時間とるようにするのがいいと思います。私の場合、今更早朝に集中してどうなるのかという意見もあるでしょうが、色んな事を考えることもリタイヤ後の娯楽の一つだと考えれば、早朝の数時間って楽しいのですよ。
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