司馬さんは対談集がいい(1975年第十一刷)
「人の価値って死ぬまでわからん」て言わはるけど、本人は 死ぬわけやから、結局、オノレでオノレの価値は分かりまへん。 そ やろ?
国でも会社でも「人の価値」が問われとるようやね。 コモディティ化した世界では、「人そのものの価値が大事や」ちゅ うことでっしゃろけど、死ぬまで分からんならどうすればええん? わいもよーしらんけど、 悩みながらひたすら今日を生きるしかないんやろね。
日本って国は、明治維新から今にいたるまで日本なんや。 要するになあ、内弁慶な幼児性は変わりまへん。 せるふえすちーむ (自尊心)ちゅーもんが乏しいだけに、 異質なもんや他人への羨望は激しいねたみを伴うんが特徴や。 福沢諭吉はんが『学問のすすめ』で言わはった「怨望」や。 つまりやで、劣等意識の表れちゅうことや。 わかりまっか?
どうしようもおまへん。 「働きかた」や「生き方」なんて、 そう簡単に変わるもんちゃう。 せやけどアンタ、 国や企業の生き残りを考えた場合、「人」はどう生きて、 どうやって価値を上げていくかを真剣に考えるべきやと思うんや。 いつまでも便乗しとったらあきまへん。 はようオストリッチ・ ポリシーから脱却せなアカン。 オストリッチ・ポリシー? ダチョウはな、危険が迫ると頭を砂に隠してじっとしとるやろ? 現実逃避の自己欺瞞ちゅうことや。
追)文章は司馬さんとは関係ありません。 司馬さんに聞いてみたかったことでした。
追)文章は司馬さんとは関係ありません。 司馬さんに聞いてみたかったことでした。
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