2012年6月4日月曜日

空はなぜ青いか?


珍しい上海の青い空

空はなぜ青いか?  時間と空間を考えた場合、物理だって宗教的哲学的かも知れませんね。

生活が便利になることは結構な事なのですが、様々な基本法則がブラックボックス化されることが気になります。 福沢諭吉の『物理要用』を読んでみました(青空文庫で無料ダウンロードできます)。

「今の世の不学の徒は、汽車に乗りて汽の理をしらず、電信を用いて電気の性質を知らず、はなはだしきは自身の何物たるを知らずして、摂生の法を誤る者あり。 なおはなはだしきは、医は意なりと公言して、医術は憶測に出ずるものかと誤まり認したため、無稽(むけい)の漢薬を服して自得する者あり。 その愚の極度にいたりては、売薬をなめて万病を医せんと欲する者あり。上等社会にしてその知識の卑しきこと、実に驚くに堪えたり」 『物理要用』 福沢諭吉(1882年 時事新報社説)。

福沢諭吉は、物理(自然科学)を学ぶことにより、物事の本質を理解する姿勢を学べと言っているのです。 また、明治元年に 『窮理(物理)図解』を著し小学校の教科書にしました。 私は物理どころか数学なんかも非常に怪しいですが、包括的に様々なことを理解しておくと人生楽しくなることだけは間違いないと思っています。

デジタルカメラで写真を撮るときに、空はなぜ青いか? なんて考えません。 青い光は赤よりも波長が短く散乱しやすい。 青い光が大気圏でいっぱい散乱するから青く見えるのです。 実は青よりも紫は波長が短いのですが、人間には見えにくい(紫外線なんて言いますよね)。 非常に目が良くなると、空が紫に見えたりして! 

デジタルカメラは、光というアナログデータ(波)をデジタル(パルス)に変換しているのです。 設計した人は当然の事、光の性質を熟知しているのです。 

私のNikon D5100の修理は3週間かかるそうです。

***

0 件のコメント:

コメントを投稿