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クラプトンのギターは高度なアナログ
アナログはデータを連続した値として扱い、デジタルはとびとびの数値として扱います。
久しぶりにエリック・クラプトンの生ギター バージョンの「レイラ」を弾いています。 クラプトンは、ギターの弦を強くはじいたり弱くはじいたり、フレットの上のほうで弾いたり下のほうで弾いたり、そして、弦をひっぱりあげるチョーキングというテクニックを駆使して、マーチン(アコースティックギター)の良さを十二分に引き出します。
チョーキングは、フレットの同じ位置で弦を指で押上げ無段階に音の高さを変えることです。 クラプトンは、半音、一音、一音半と正確に高さを変えるだけでなく、微妙な感覚でチョーキングし半音と一音の間の音を出したり、さらにビブラートをかけます。 とびとびの数値でなく連続した非常に複雑な波形を生み出しています。 だから味があっていいのですね。
視覚と同様に聴覚もアナログです。 人は鼓膜で音を感じます。音楽がCDやインターネット配信のデジタルになっても、クラプトンが発する音は非常に高度なアナログなのです。 CDはアナログデータをサンプリングして0と1のデジタル・データに変換して記録しています。 CDを聞く時、空気振動による鼓膜の振動が脳に伝わって音楽として聞こえます。
私の場合、鼓膜の振動から脳の間、または、脳での音を解析する能力に少々問題があるようで、だから、音痴だし、いつまでたってもギターが上手くなりません。 トホホ、、、。
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