蕎麦を打ちながら「そば前」(お酒)
ぐいっと引っかけながら、蕎麦を切って茹でる
人生初の蕎麦打ちをやってみました。
有る一定の年齢に達すると、特に定年退職後の男性はなぜ蕎麦打ちにハマるのか?
雑誌には、定年後のあこがれの仕事として蕎麦屋を開業するというような記事も掲載されます。田舎暮らしを始め、蕎麦屋を開き、庭の畑で育てた野菜を天ぷらにして出すテレビ番組も数多く作られています。
恐らく、完全リタイアするのではなく、何かやっていたいのでしょう。そこに蕎麦打ちがあった。何となく男のロマンを感じ、組織の中の歯車として長年過ごしたことからか、自分が主導権を握るという満足感に憧れるのかもしれない。また、ビジネスマンとしてのキャリアを歩んできた男性は、単に匠の世界という職人気質願望があるのかもしれません。
家で焼くパンの香ばしい匂いと同じで、部屋に蕎麦の香りが充満するのはいい。そして、打ちたての蕎麦も蕎麦湯も確かに旨いのです。だったら、蕎麦打ち専用の道具を揃えるかというと、私はそこまでのめり込むことはないだろうと思います。ましてや、蕎麦屋を開くために田舎暮らしを始めることもないでしょう。せいぜい年に一回、いや二回、自宅を蕎麦の香りでいっぱいにする程度だろうと思います。それで満足満足。
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