アリストテレスは著書『弁論術』の中で、人を説得する要素は「 エトス」、「パトス」、「ロゴス」の3つだと教えました。 「 エトス」は人柄、品性、精神などを表し、 発信者にどれだけ信頼性があるかを意味します。 「パトス」 になって初めて相手が関係してきます。 パッション、つまり、情熱です。 どれだけ熱意をもって相手に伝わるかなのです。 最後に「ロゴス」。 これは、ロジックですから論理性のことです。
私が問題提起したいのは、今の日本では、 エトスを省略してパトスやロゴスに行ってしまうことです。 ひどい場合は、パトス、つまり、相手のことなんか関係なしに「 ロゴスさえ正しければそれでいい」と主張することがあります。 アメリカ人といえば、 粗野でディベートで相手を負かすことだけに集中しているような印 象があるかも知れませんが、 立派なアメリカ人はエトスがちゃんとしているし、 徳もあるのです。 そうじゃないと、リーダーにはなれません。
さて、やんちゃなチャーリーのエトスはどう発展するか?
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