朝からテレビで立川談志の「やかん」をやっていました。 落語の本題に入る前に演目に関わりのある小話が語られ、これを「枕」といいます。 ご存知ですね。
「上品とは?」
「上品とは?」
「上品? 欲望に対する動作がスローモーなんだ!」
立川談志のおもしろさは、「枕」です。 なぜか? やはり、真理をついてるからでしょう。 若い頃は、談志の毒気ばかりが鼻について、あまり好感はもてませんでした。 しかし、それは自分に、理解するだけの知識や教養がないためだったのです。 勿論、今でも十分とは言えませんが、自分が年をとるにつれて、談志の「枕」が少しは理解できるようになりました。
立川談志のおもしろさは、「枕」です。 なぜか? やはり、真理をついてるからでしょう。 若い頃は、談志の毒気ばかりが鼻について、あまり好感はもてませんでした。 しかし、それは自分に、理解するだけの知識や教養がないためだったのです。 勿論、今でも十分とは言えませんが、自分が年をとるにつれて、談志の「枕」が少しは理解できるようになりました。
「やかん」という咄は、自分は何でも知っていると豪語するご隠居が、八っつぁんから出される質問に対して、いかにももっともらしく答えていくというものです。
「学問ってのはなんでするの?」
「貧乏人のヒマつぶしだよ!」
「そうですか?」
「そう!」
「努力ってのは?」
「努力? バカに与えた夢だ!」
「貧乏人のヒマつぶしだよ!」
「そうですか?」
「そう!」
「努力ってのは?」
「努力? バカに与えた夢だ!」
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三鷹の隠居さん☆ごぶさたしております。
返信削除談志師匠のことって、好きな人とそうでない人にはっきり分かれてしまいますよね。
歯に衣を着せぬ物言いは、江戸っ子の心意気そのものですから。
一生「唯我独尊」を貫いた師匠のことを、わたしは大好きです。
Roko