2018年3月19日月曜日

摘みて帰らぬ


奈良の秋篠川沿いを歩いていると土筆を見つけました。

近くの幹線道路の排気ガスのせいか、記憶にある土筆とは少し様子が違うような、、、。摘んで煮て食う気にはなれないので摘みて帰らぬでした。 


つくづくし 摘みて帰りぬ 煮てや食はん 
ひしほと酢とに ひでてや食はん  ~正岡子規 『病牀六尺』 

(「つくづくし」は土筆のこと。「ヒシホ」とはひしほ醤油)。

土筆に関する子規の俳句です。

「家を出でゝ土筆摘むのも何年目」
「女ばかり土筆摘み居る野は浅し」
「病床を三里離れて土筆取」

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