手元に残っているのはこの一冊でした
野坂は言います。 「満池谷は特別といっていい意味を持った、ひとつの忘れ得ぬ、なつかしい場所である。 戦中に見た蛍の乱舞をしみじみ生きのびた実感がわいた。 この時の印象を、ぼくは忘れない」。
司法試験の問題を教え子に漏らしたとして明治大学法科大学院の教授が起訴されました。 私はこの事件を聞いて、野坂昭如の四畳半作品を思い出しました。
「色こそは天のなせるわざ、故に師無し、人それぞれに大道を行くべし」(色籬大学四畳半)。
籬(まがき):遊郭で、遊女屋の入り口の土間と店の上がり口との間の格子戸。
マリリンモンローも野坂昭如もノーリターン(R.I.P.)。
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