夕方のスカイツリー(墨東病院から望む)
会社を起業するということは、その会社の気風を作ることです。 つまり、精神を育てることだと思います。ibgは起業して6年目が終わろうとしています。 しかし、未だに毎日が日中の若者と一緒に会社の気風を作る作業中です。 たとえ10年経っても同じでしょう。 企業文化ができるか、それともその前に倒産するか、我慢比べなのです。
本田さん豊田さん松下さんが、それぞれホンダやトヨタやパナソニックを創業してから半世紀以上が経過しています。 こういった企業では、創業時のメンバーが企業の気風を育てていったのです。生意気な言い方ですが、今の経営者はテクノクラートのようなもので、創業時の気風を作ることは経験していません。 これが問題なのです。
国家だって同じでしょう。 福沢諭吉さんが偉大なのは、そういったことに気づいていたからです。 夏目漱石の『三四郎』に出てくる広田先生も同じです。「日本は滅びるね」と言いました。
福沢諭吉が「一身独立して一国独立す」と言ったのは、欧米列強の侵略に対してアジアや日本を守るには、一人ひとりの国民が他者に依存したり判断を任せるのではなく、自分で考えて(取捨を断ずる)、智徳、つまり、知識(インテレクト)と徳(モラル)を積んで人間交際(ソーシャライズ)していかなければならない。 国民一人ひとりが国のあり方に責任をもつ、そうしてこそ、はじめて国の独立は保たれると言ったのです。
日本の場合は、気風をゼロから創造するわけではありません。
上手に思い出すことをやればいい。 文化が復活するまで国が滅びずに浮かんでいられるかどうか?
12月は選挙のようですが、よく考えて投票してもらいたい気持ちで一杯です。 半分日本人を辞めている私は、選挙結果により余生をどうするか、、、、?
要するに、私が一番利己的だと言うことですね。
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