2024年10月16日水曜日

経験は自信につながり、自信は覚悟につながる

ウクライナ、中東、朝鮮半島、台湾と世界はあちこちでとんでもない状況になってきました。グローバル化が行き過ぎた場合、人類は戦争以外に解決する手段を持ち得ないのでしょうか? 国連が機能しないことは明らかになりました。コロナ禍でWHOも役に立たないことが露見しました。

国家には国民を護る責任があります。ところが、北朝鮮の拉致問題を見ても半分国家の日本に多くは望めません。また、最近の政治家の言っていることを聞いていると、日本は半分国家が1/4になろうとしているかのようです。

「外」(海外)から「内」(日本)を見るって本当に大事だと思います。「内」しか知らないって子供の世界のようなものです(江藤淳が言った「ごっこ」の世界)。私みたいにオツムが空っぽでも外の世界でひどい目にあってきた経験(体得)は自信につながっています。そして自信は覚悟につながると思うのです。コンサルティングビジネスは「仮設・検証」だといわれています。しかし大事な点は、検証で導き出される解決策って体験的じゃないと意味がないということです。仮設はビジネススクールで教わる知識かもしれないけど、検証は体験に裏付けられないと机上の空論になります。

よく理解することなくコンサルは学生の人気職業の一つになっているようですが、日本のコンサルタントは体験的じゃないという半分コンサルのようです(コンサルごっこ?)。アメリカも随分と変わりました。しかし、まだ体験的な部分を重要視する要素が残っていると思います。


可愛い子には旅をさせよ

Spare the rod and spoil the child.
むちを惜しめば子どもを駄目にする

今の日本は子が親離れできないよりも親が子離れできないほうが多い? (ご無礼!)

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2024年10月14日月曜日

これからの時代、本当に大事な教育とは?

これからのAIの時代、つまりデジタル化が進化すればするほど、想像力や判断力やイニシアチブが重要になってきます。 だとすると、中学や高校時代に枠にはめられた受験勉強ではなく、歴史や文学を学ぶ意味が出てくるのです。 デジタルの世界が実は曖昧さや創造力が大切なんて皮肉ですね。

日本の教育はアメリカのMBAのようになっている。つまり、すぐに役立つものや世間が興味を持つ実務的なもののみが知識として重要視される状況です。1990年代前半にボストンでオラクルの創業者であるラリー・エリソンのプレゼンテーションを聞く機会がありました。オラクルは今の10分の1の売上、ラリーはホラ吹きセールスマンだと揶揄するジャーナリストもいた時代です。しかし、ラリーの頭の中にはインターネットを中心とした近未来がイメージできていたのでしょう。スマホがない時代にスマホを「スーパーセット」と言ってました。

今の日本の政治家は嫉妬というかコンプレックスが強いようです。コンプレックス(優越感と劣等感のミックス)が強い人たちに金と権力を持たせちゃいかん。コンプレックスの原因は序列社会の中で大学入試の失敗が人生の最大の挫折と思っていることかも知れません。基本は彼ら自身の内部にある「ENVY」でしょう。

福沢諭吉は『学問のすゝめ』十三編で「怨望」について書いています。多くの欧米の書物を読んで日本に紹介した福沢諭吉は、英語のenvy(エンヴィ)を「怨望(えんぼう)」と訳したのでしょう。 これは、妬みのことです。福沢諭吉はこれが一番よくないと言っています(凡そ人間に不徳の箇条多しと雖ども、その交際に害あるものは怨望より大なるはなし)。福沢諭吉は「怨望」を「他人と幸せのレベルを比較して、自分のほうが不幸せだと感じたら、自分が幸せになろうと努力するのではなく、他人を不幸に陥れようとして低レベルに平均化すること」と説明しています。  

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2024年10月13日日曜日

実情 ~ 空気を通してみた事実

 

「新聞を読まない人は、読む人よりも真実に近い」( 第三代アメリカ大統領トーマス・ジェファーソン )

新聞や週刊誌だけでなくテレビを見ない人は見る人よりも真実に近い。私は30年以上日本のメディアとは距離をとってきました。だから汚染レベルは比較的軽度なのでしょう。学生の頃はA新聞の世論調査のバイトをやっていたので、世論調査なんてものも一切信じません。ネットで様々な角度でニュースを検索するように努めているのですが、ある程度は汚染されていると思います。  

最近のテレビやラジオは本当にひどい(アメリカ並みだ、、、)。経営が苦しいんでしょうね。お金のためなら何でも書く。どんどん大胆になってきています。どこの国の人だか分からないようなコメンテーターが知識人の代表であるかのようにコメントします。司会者も出鱈目ですね。単に進行をつかさどるのではなくニヤニヤした愛想笑いの奥底に悪意を感じます。

福沢諭吉が言いました。

「信の世界に偽詐多く、疑の世界に真理多し。試みに見よ、世間の愚民、人の言を信じ、人の書を信じ、小説を信じ、風聞を信じ、神仏を信じ、卜筮(ぼくぜい)を信じ、、、、、」。

今の日本であれば、

「国民は新聞・テレビ報道を信ずと雖(いえ)ども、その信は偽を信ずるものなり、、、」です。つまり、信であると思って信じているものが、嘘偽りを信じていることに他ならない。

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2024年10月12日土曜日

発信する重要性

仕事のプレゼンや楽器の演奏も同じです。発信(アウトプット)して失敗したり恥をかかないと成長は限定的になります。試行錯誤を繰り返して錯誤の幅を狭めていく。死ぬまでそれが続くのでしょう。老害にならぬ程度に、、、。

重要なことは、失敗を共有したり振り返る楽屋みたいな場があることです。楽屋での仲間やライバルとの刺激しあう会話があるから次のステージにつながると思います。料理も同じで、食べてもらえなくても失敗しても作り続ける前向きな姿勢。それが次につながるのです!    



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2024年10月11日金曜日

サキソフォンを始めました

 

サックスケースは新たに購入しました

9月になってアルトサックスを始めました。生まれて初めてのSAXです。

息子が27年前に学校で吹いていたサックスを27年ぶりにケースから取り出しオーバーホールに出しました。WHITE PLAINS(ニューヨーク郊外)の Sam Ash(楽器屋)で800ドルくらいで購入したものです。今回の修理は¥98,000 でした。これは練習するしかない!と始めたのでした。

I started playing alto saxophone. It's the first time in my life. This is the recording of my second week (excuse me!).I took the saxophone out of the case that my son played at school 27 years ago and sent it for overhaul. I bought it at Sam Ash in WHITE PLAINS (suburbs of NY City) for $800, and this repair cost me 98000 yen. I thought that the only way to deal was to practice myself. 

   
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2024年10月10日木曜日

政治のドタバタ

 

日本政治のドタバタは日本国民が覚醒する絶好の(最後の?)機会かもしれません。石橋湛山(55代首相)と吉田茂(45代、48~51代首相)を比較することで、敗戦後80年の日本政治を理解するヒントになると思います。考えは異なりますが、二人とも日本の生き残りをとことん考えたのでしょう。  

自信を持つということは個人も国家も大事です。日本が自信を持つには経済の繁栄だけでない。1945年の敗北に立ち返り、栄えるも滅びるも自分たちの運命は自分たちの意志で引き受ける誠実さが必要だと思います。今の政治家に誠実さがありますか?

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