日本にはアメリカやアメリカの「反知性主義」に対する誤解があります。分かり易く言えば「反知性主義」は日本の政治家の世襲のようなものです。
多くのアメリカ人はお金を持ってる者だけが有名な大学に行き重要なポストに就きそれが世襲されることを嫌います。これは、キャピタルゲインで金持ちだけが更に金持ちになることとも共通性がある。実際TOP1%の所得は全アメリカの所得の95%に等しい。自由な社会の前提は自己規律、つまり道徳なのです。今後のアメリカは自らが信じて来た自由との闘いになるでしょう。
いくつか大事なことがあります。第一にアメリカは平等を求めてイギリスから逃げてきた人たちが作った国であることです。だから平等という価値観が非常に強い。二つ目は、反知性主義というのは知性を攻撃しているのではなく、知性の権威で不当に利益を上げていないか(知性と権力の結びつき)をチェックしようという主義のことです。三つ目を挙げるとすると、リーダーとは自分の知性と権威に対して常に自己反省が出来るか否や(integrity)がポイントなのです。だとすると、今のアメリカはすでに原点に戻るのが不可能なくらい壊れてしまっているのではないでしょうか?
自民党の総裁選は日本の政治家のレベルの低さを如実に示しています。国民の何%が気づいているのか? 学歴に騙されちゃいけない。
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