2023年9月19日火曜日

空気の研究

 

山本七平が『空気の研究』を発表したのは1977年。

芸能界事務所とタレント(+親たち)と報道するメディアと斜め上から見下ろす政治。日本の状況って46年経っても何も変わりませんね。

アメリカ人の同僚に日本の『空気』をどう説明したらいいか? 若い時に随分と悩みました。正しいかどうか判りませんが「peer pressure」を使い、多くの例を挙げて説明をしたものでした。空気が全てをコントロールする実情は、神が行動規範である世界から見ると「組織ぐるみだろう」あるいは「日本なんてそういった野蛮(バナナリパブリック)な国柄なんだろう」になるのでしょうね。

アメリカのメディアも利害関係で動く点では日本と同じです。もっと強烈かも知れません。自分の利害という視点でしか見ていない。ただ日本は「見て見ぬふり」とか「忖度」が働きますから、自浄作用ではなく外圧でしか変化は起こらない。それは日本には神とか宗教といった「中立」という概念がないからではないか、、、と。つまり、人間を超越した能力の存在の欠如。どうでしょう?

***

0 件のコメント:

コメントを投稿