おからが食べたくなりネットやYouTubeで検索し作ってみました。
自分が子供の頃に食べていたおからには牛蒡は入ってなかったのですが、検索したレシピにはほとんど牛蒡が使われていたので入れました。味は美味しくできたのですが、どうも牛蒡はいけない。ささがきにして水に晒したのですが食感がよくない。やはり、子供の頃の味の記憶は高齢者になっても継続するのです。
本来の食材の呼び名ではなく別の名前で呼ぶケースがあります。「おから」もその一つです。おからの"から"が"からっぽ"に繋がるのを嫌い「卯の花」という別名が付けられたといわれています。「卯の花」という名前は白いウツギの花にたとえて付けられたようです」。
北京市の西郊に木犀地という地名のところがあります。中国の国家統計局のデータセンターはこの木犀地にあり、1980年代の前半は頻繁に足を運びました。ビルの横に小さな河が流れ金木犀が咲いていました。釣りをする人がいたり、橋のたもとには餃子の屋台が出て、統計局の王建明くんたちと一緒に餃子を買いに行ったものでした。2001年、15年ぶりに北京を訪れたときには、高層ビルが林立し高速道路も走り、舗装されていない金木犀の咲く川沿いの道は影も形もなくなっていました。
木犀肉の木犀(ムーシー)は金木犀の花。「卵の黄色が金木犀の花の黄色と同じことから、きくらげ・ほうれん草・豚肉・卵の炒め物を木犀肉というんだよ」と、統計局の小楊(シャオヤン)に教えてもらいました。
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