日本の厚切りポークは質が良いのでポークステーキは安定した旨さです。
1998年2月15日の日記より抜粋
メキシコの政権は6年交代である。1995年、前大統領サリナスはアメリカに亡命した。後継候補も暗殺された。誰が大統領をやっても最初の2年は混乱し、最後の2年も安定せず、中の2年のみがなんとか経済活動に集中できるそうである。現在、セディジョ政権は6年の内の中2年にいる。日本人には、メキシコはタコスとエンチラーダに代表されるメキシコ料理と明るい楽しい国というイメージがある。しかし、実状はなかなか分からない。大統領候補も簡単に暗殺される国なのである。
サンディエゴでは、旨いスペイン料理を食べた。旨いスペイン料理はフロリダのタンパの近くで7~8年前に食べて以来のことだ。日曜の夜ということもあり、適当なレストランが見つからず「ホテルのレストランで食うか」と、ホテルの近くまでブラブラ歩いて来ると、パブ風のレストランが開いている。「ここでもいいか」と入ったところ、これが大正解だったのである。最初に出てきたパンは自家製の温かいやつだし、ブラックビーン・スープは、ドロドロでなく、さらっとしていてピリッと辛く抜群の味である。パエリアがまた最高で、底の浅い鉄のフライパンに海産物やソーセージの具をいっぱいいれてアルミホイルをかぶせてオーブンで仕上げたのだろう。テーブルに運ばれて、ウェイトレスのおばさんがアルミホイルをはずすと、何ともスペイン風の香りなのである。ちなみにこのレストラン「LA GRAN TAPA」といって、サンディエゴのBストリートにある。
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