2019年1月29日火曜日

本 ~ 世界で一番ジミー・ペイジになろうとした男

『世界で一番ジミー・ペイジになろうとした男』MR.JIMMY (2018年)

キャリアをどう考えるか? どういった人生を送るか? 重要な意思決定時には大きな葛藤があるものです。周りにいる人たちの理解やサポートなしでは成り立たない。親、妻や恩師、仕事仲間との関係があって自分がある。決して一人ではここまで来ることはできなかった。要するに、自分自身に強い愛があって(仁)、周りとコミュニケーションする気配りが不可欠である(礼)ということが分るジミー桜井の自叙伝です。

レッドツェッペリンやジミー・ペイジやギターに興味がなくても価値のある一冊です。表紙の写真は元大リーガー、歴代二位の通算奪三振ピッチャー ランディ・ジョンソンの撮影(ランディはプロ野球引退後写真家となりました。ジミー桜井のファンだそうです)。

『武士の娘』の杉本鉞子は長岡藩の家老の娘でしたが、桜井さんも長岡藩が地元のようです。長岡は偉大な人を何人も排出しています。

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2019年1月26日土曜日

武士の娘

日本人は日本という国や歴史にもっと深い関心や興味を抱く必要がある。

この本は、日本女性の生涯や、幕末から維新の時代へとの日本文化の変化と武家の生活が理解できます。武家の古いしきたりを取捨選択し、時代や場所に適応していく。何を保守すべきかは、自分の物差しと判断力が必要です。隣国からの不愉快な言いがかりは端的な例ですが、今の混沌とした世界情勢の中、自国への理解と愛情が武力を持たない半国家日本の最大の武器である事を肝に銘じて欲しい。

武士の娘 (ちくま文庫) 杉本 鉞子

「夫は家族の頭であり、妻は家の主婦として、自ら判断して一家の支出を司っていました」「夫は自分でお金の要る時には、妻からもらい、夫に、地位相応の支給ができるのを妻は誇りとしていました。夫が外に出て、どれ程のものが必要であるかを知ることも、妻の教養の一部なのであります。時に、夫が肩をすくめて『それじゃ、都合が悪い』という事はありましても、家族全体とその地位とが夫の誇りであるからには、全体を傷つけては、夫自身の損失になるわけでありますから、先ず必要なものは、一家を支えてゆく為の入費です」(本書より)。

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2019年1月22日火曜日

仁と礼

散歩道にある消火栓 ~ 果たして機能するのか?

外交って「仁」と「礼」が重要です。自分の家族や仲間、自分の国家に対する愛情とそれらを守護する心、つまり、それが「仁」です。そして、他者とのコミュニケーション(プロトコル)と言えるのが「礼」だと思います。仁があっても礼がなければ意味は無いし、仁がなく礼だけがあるのも駄目です。思いやりの気持ちを持って相手に伝えることが肝心なのです。もっとも、外交だけじゃない、人間の本質でしょう。

哀しいかな、今の日本は「仁」も「礼」も恐ろしく劣化しました。政治家やメディア関係者は酷い、また、教育者に自覚は有るや無しや?

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2019年1月5日土曜日

日本に必要なシナリオプラニング


年末年始とネガティブに聞こえる内容で申し訳ないですねぇ、、、
それほど世界情勢や日本の現実はよくないのですよ。

今はいつくかのシナリオを準備しておくべきでしょう。これはシナリオプラニングと言われるものです。シナリオプランニングでは、起こり得る未来をいくつか想定して、複数の異なるシナリオを描いていきます。複数の未来への道筋を考えておくことで、慌てずに状況に対応可能になるのです。選択肢の幅を拡げ、選択肢が複数あるということを理解し、主体的に未来を選択することを目指します。

国では国民、会社では会社全体の学習にもなるし、コミュニケーションの活性化や考えの共有にもなります。個人でも有効です。自分と家族、家族の将来に対するシナリオを話し合うことで何が家族の成功要因になるのかを見出すことができるのです。

さて、日本にとって最悪のシナリオは何でしょうか?

最悪はアメリカの崩壊が想定(してるか?)以上に加速し、中国が世界の覇権を握ることでしょう。そうなったら日本はどうするか? 聖徳太子の時代まで遡って考えるか?(150年どころじゃないですね、、、)。

少子高齢化とそれに伴う日本のあまり明るくない未来は、経済予測と違って確度の高い「事実」です。社会インフラが維持できなくなる等は現実の問題なのです。これに対してどう対処するかは今の時代に生きる我々の想像力や努力次第で変わります。

他者依存はやめて自分たちの将来へのシナリオプランをもっと真剣にやるべきでしょう。

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2019年1月4日金曜日

いま日本が議論すべきこと

Trump pushes border wall in surprise media briefing, but takes no questions
 01/03/2019
CNBC.com



President Donald Trump made a quick, unannounced stop 
in the White House briefing room Thursday to reiterate his 
hard-line border wall stance amid an ongoing partial 
government shutdown.
The surprise appearance, which lasted just a few minutes, 
marked the president's first time speaking from the briefing 
room podium. He answered no questions from reporters, 
who shouted questions at him as he walked out of the room.
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孔子は、仁者というものは「自分が立ちたいと思えばまず人を立たせ、自分が達したいと思ったらまず他人を達せさせる」と言います。孔子さまの時代から2000年たっても人間は「今だけ、金だけ、自分だけ」という自分の利益だけを追求する世界のようです。アメリカや中国は最先端を突っ走っています。だから、大統領のプレスコンファランスでもケンカするしかない。品がないったらありゃしない、、、。

平成の終わりを話題にするよりも、世界中で近代が終わろうとしている事を日本は議論すべきでしょう。明治の偉人たちが憂いた「精神の近代化」も150年経った今でも達成できていないのですから。福沢(諭吉)さん、夏目(漱石)さん、森(鴎外)さんが議論に加わる事ができれば、深夜の討論番組のようなエンタメの世界にはならないでしょう。

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2019年1月2日水曜日

アメリカの現実


ホワイトハウスのプレスコンファレンスを日本語に翻訳して毎日7時のニュースでやればいいと思います。分かり易いアメリカの現状だからです。全く酷い、小学生低学年の学級会だ。日本人はアメリカ礼賛の夢から覚めるかもしれない。今のアメリカは客観的な価値基準は存在しないということです。

ここまで自分勝手になると議論なんてできるわけない。ニーチェじゃないけど神はいなくなった。つまり、絶対的な真理はないのだ。共有する部分は何もないわけだから毎回毎回ホワイトハウスのプレスコンファレンスで喧嘩するしかない。

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