1912年から1926年までが日本の大正時代です。
今の中国は以下の点で第一次世界大戦後の日本によく似ています。
① 格差の問題(農村と都市の格差)
② 投資でなく投機(成金の発生)
③ 粗製乱造(生産過剰)
④ 倫理観の欠如
当時の日本は、アメリカに従属せず独立を保とうとしていたのですが、世界情勢を読み間違えました。 そして、軍部が台頭し破滅へと向かったのです。 当時の日本は民主(民本)主義の国でした。 だから、民意が戦争へと駆り立てた部分もあると思います。
中国の場合はどうでしょうね? 中国は核弾頭を持った独立国家だし、当時の日本よりも世界情勢を読む力はあるのだろうと思います。 ただ、民主主義ではない、つまり、今の共産党政権は民意を代表していない。 人民解放軍の暴走はあるのか? 習近平さんの舵取りは極めて難度が高いと思います。
摩訶不思議な国際社会で大人になるって難しいですね。 日本は成りかけて失敗したままだ。 さて、誰にも従属しない中国共産党政権は大人の国家として認められるか? 今年が勝負だと思います。 日本だって「半分国家」を続けるか、それとも覚悟を決めて一人前になるのか?
日本や世界の運命に大きく影響を与えるアメリカ次期大統領も決まる年でもあります。 申年の2016年は目が離せない一年になりそうです。
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