セルフポートレート
日本企業(日本人組織)はPDCA(Plan-Do-Check-Action)のPDだけを高速に回転させて、つまり、ほとんどCAに行かず日々を忙しく過ごし、一年が過ぎていく傾向にあります(上から目線ではなくて、30有余年の経験からそう感じるのです)。
これはKPT(keep-problem-try)が継続して回らないということでもあります。KPT(ケプト)とは、これまでの活動を振り返る時に、「keep」「Problem」「Try」の3つに分けて整理するフレームワークです。
- KEEP=何が良かったのか、今後続けたいもの
- PROBLEM=何が問題だったのか、改善が必要なもの
- TRY=次に試してみたいこと、チャレンジしたいこと
KPTは1サイクル回すだけじゃなくて、keep は蓄積されていくべきもので、これが所謂、「保守」ということであり、capitalize(資本化) するということです。ビジネス界や教育の世界でも「イノベーション、イノベーション」と声高に叫んでいるようですが、日本人や日本企業にとって大事なことは「保守」であり、KPTを継続して経験を capitalize する事だと思います。
義務教育にKPTの「振り返りフレームワーク」を取り入れれば、必ずいつの日にか役に立つと思います。
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