NYの息子夫婦から年末年始の挨拶が届きました。 普段は全く音沙汰がないのにどうしたのでしょう。 まだ日本人の情緒的なところが残っていたのですね。 安心しました。
世界的な数学者であった岡潔さん(1901~1978年)は、東洋と西洋の違い、キリスト教的世界観と東洋的物の観方には違いがあるということを、全ての考えの基礎としています。 例えば、自然や時間に対する考え方です。 それを「情緒」と言っています。
岡潔の言うところの「情緒」って、「主観的な美意識」と言ってもいいと思います。花を見て色は何色で何科の植物で成分は何々と言うのではなく、「色が鮮やかで綺麗で、自分はこの季節に咲くこの花が好きだ」と言うことです。
人と人との間には「情」がある。人によって情緒の濃淡はあるだろうけど、情緒は組織の潤滑剤にもなります。 相手の立場を考慮して自分の考えを主張する。年をとるごとに、仕事をするごとに、子育ての経験を積むごとに、自分の背骨を太いしっかりしたものにしていけばいい。連続した試行錯誤だと思います。
岡潔は偉大な教育者でもありました。日本の戦後民主主義教育に異を唱え続けた。政府にも掛け合ったけど、とうとう当時(1960年代)の日本政府や教育界からバッシングされてしまいました。
今、これからの時代だったら、もっともっと理解されると思います。だって、上滑りの「口だけ」「今だけ」「金だけ」「自分だけ」の社会がここまで進んでしまったのですからね(日本も世界も)。
明けましておめでとう!
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あけましておめでとうございます。今年もブログを楽しみにしています。
返信削除遅くなりましたが、息子さんのご結婚、おめでとうございます。息子さんに会いにこられる時は、声をかけてください。
明けましておめでとうございます。 コメントありがとうございます。今年は春の連休にNYにいく予定をしています。連絡します。今年も宜しく!
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