元旦の散歩で見つけた自販機
芥川龍之介は、自殺の動機を、「少くとも僕の場合は唯ぼんやりした不安である。何か僕の将来に対する唯ぼんやりした不安である」(『或旧友へ送る手記』昭和二年七月、遺稿)と言っています。
芥川龍之介に『しるこ』という作品があります。 これは昭和二年、自殺直前の文章のようです。 「将来に対するぼんやりとした不安」を、おしるこを食べながら思いつめたのでしょうか? 芥川は太宰治とちがって下戸だったそうです。
まだ紅毛人たちは「しるこ」の味を知つてゐない。若し一度知つたとすれば、「しるこ」も亦或は麻雀戲のやうに世界を風靡しないとも限らないのである。帝國ホテルや精養軒のマネエヂヤア諸君は何かの機會に紅毛人たちにも一椀の「しるこ」をすすめて見るが善い。彼等は天ぷらを愛するやうに「しるこ」をも必ず――愛するかどうかは多少の疑問はあるにもせよ、兎に角一應はすすめて見る價値のあることだけは確かであらう(芥川龍之介『しるこ』 昭和二年六月)。
私は、紅毛人たちにお好み焼きを食べさせて反応をみたことはありますが、おしるこはまだ試したことがありません。 抹茶アイスが大好きな紅毛人はおしるこが好きに違いないと信じています。 ましてや、自販機で簡単に手に入るとしたら、、、、、「日本は素晴らしい国だ!」と、思うことでしょう。
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今晩はdolceと申します。
返信削除私は自販機のコーヒーは好きでないですが、自販機のおしるこは、好きです。
でも、おしるこを販売している自販機が少ないのが残念です。
「自販機のおしるこ」というタイトルに惹かれて、コメントしました。
年の初めにコメントをいただくなんて、今年は良い年になりそうです。有難うございます。
返信削除「自販機のおしるこ」は年末に初めて知りました。私も缶コーヒーは飲みませんが、缶おしるこは好きになりそうです(下戸ではありませんが)。今後も「自販機のおしるこ」の動向に注目していこうと思います。
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私はしるこではないですが、あんこをアメリカ人と一緒に食べました。こちらの食事では小豆は塩辛く煮たりスープに入れるのが普通なので、我々のように「甘くて美味しい」と思わないようでした。感覚としては、日本人が甘い雑炊とか甘いおにぎりを食べさせられるような感覚ではないでしょうか。
返信削除私は会社のカフェテリアの黒豆のスープ(もちろん塩味)が好きで、よくランチに食べます。
そうですよね。甘い豆は食べない。。。。
返信削除キューバのオフクロの味「Cuban black bean soup」は辛くて最高に美味い!
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