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危機管理の本質
JR市ヶ谷駅
リスクの本質は「将来の不確実性」です。 重要なことは、リスクに見合ったリターンを考えることで、これは、アメリカ人がよく言う「pay off」、中国人の言う「合算不合算」です。
厄介なのは、100%確実なことがない中で意思決定しなければならない点です。機先を制するには勇気も必要です。 上手く行く場合もあるし、上手く行かない場合だってある。 上手く行くことが、上手く行かないことよりも少しだけ上まわっていれば、それでよしとする。 会社だって自分で経営してみればよく分かります。 上手く行く場合もあれば、計画通りに物事が進まない場合だってあります。 ある程度のリスクを負わないとリターンは考えられません。 これが危機管理と言われるものです。
「日本国の危機管理はどうなっとるのか?」と、市ヶ谷台の防衛省の見学に行ってきました。 「防衛省正門 → 儀仗広場(西側) → 市ヶ谷記念館 → 厚生棟 → ヘリ(ひよどり)展示場 → メモリアルゾーン → 儀仗広場(東側) → 防衛省正門」が見学コースです。
敷地内にある市ヶ谷記念館は、昭和21年から2年間、極東国際軍事裁判の法廷として使用された場所です。 正面玄関上は、三島由紀夫が自衛隊員に対して演説をしたバルコニーで、内側の執務室は割腹自殺をしたところです。
以下は、三島由紀夫の演説(檄文)からの抜粋です。 三島が戦後日本のパラドックスを訴えたのは昭和45年(1970年)でした。
「、、、、諸君は武士だろう。諸君は武士だろう。武士ならば、自分を否定する憲法を、どうして守るんだ。どうして自分の否定する憲法のため、自分らを否定する憲法というものにペコペコするんだ。これがある限り、諸君てものは永久に救われんのだぞ。諸君は永久にだね、今の憲法は政治的謀略に、諸君が合憲だかのごとく装っているが、自衛隊は違憲なんだよ。自衛隊は違憲なんだ。きさまたちも違憲だ。憲法というものは、ついに自衛隊というものは、憲法を守る軍隊になったのだということに、どうして気がつかんのだ!、、、、」。
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