2024年11月7日木曜日

2024 アメリカ大統領選で考えたこと

 

CNNと日本の開票報道を見ました。

両方ともお通夜のような雰囲気は共通でしたが、問題の本質は違うと思います。私はトランプ支持でもハリス支持でもありません。日本人の感性を持つ私からすると二人とも大嫌いです。日本のテレビ報道の司会者や出てくるコメンテーターの抽象度の低さ視野の狭さには今更ながら驚くばかりです。

私はローマ帝国と拒食症で若くして亡くなったカーペンターズのカレン・カーペンターが頭に浮かびました。       

アメリカはローマ帝国の成立から発展、そして滅亡への道にそっくりです。アメリカや中国のような若い巨大国家が暴走する現代の世界情勢と同じだということです。アメリカは自分たちの戦争をつねに正義の戦争といって民主主義をスローガンに世界の覇権を目指した。中国は長期的視野でアメリカに取って代わろうとしている。

ローマ帝国は現代のアメリカで、徹底的に魂を抜かれた日本はローマに滅ぼされたカルタゴと同じです。黄禍論に始まり排日主義は手を変え品を変えて現代まで続いている。日本政府に反抗する気概はない。     

ローマは発展度の異なる諸民族や移民が流入した。力をもつ少数者が繁栄を独占して自分こそが正義だと主張して他者を抑え込んだ。悪徳と貪欲がふくれ、そしてついに内部から崩壊する。今のアメリカと同じじゃないですか?ダイエットを繰り返し拒食症で食べると吐きついには心不全を発症する運命にある。

自己中心的なアメリカに他者(弱者)に手を差し伸べる寛容さはあるか?そして日本は孤独に耐え覚醒する時が来るのか?   

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2024年11月5日火曜日

弦を交換して最初に弾く曲

 

K.Yairi RF635Y


ギターを購入後はじめて弦を交換しました。購入したのは3月ですから7か月ぶりです。通常は2~3年交換しないので私としては早いほうです。

弦を交換したら最初に弾く曲はやはりベンチャーズ『10番街の殺人』。ギター小僧の原点ですね。中学3年の夏休みに福岡市から大阪に引っ越したのですが、福岡ではフリーやレッドツェッペリンやグランドファンクが憧れの的だったのですが、大阪の中学ではベンチャーズでした。『ダイヤモンドヘッド』が弾けるとクラスの人気者。『十番街の殺人』まで弾ける中学校のスーパースターでした。

K.Yairi RF635Y

I replaced the guitar strings for the first time after purchase. I bought a K.Yairi guitar in March, so it's been 7 months. Normally, I don't replace it for 2~3 years, so it's early for me.

After changing the strings, the first song I played was "Slaughter On 10th Avenue" by The Ventures. It's the origin of the guitar boy. Here's how it all started. 

During the summer vacation of my third year of junior high school, I moved from Fukuoka City to Osaka, in Fukuoka, Free, Led Zeppelin, and Grand Funk were so cool among guitar kids, but in Osaka junior high school, surprisingly still The Ventures. If you can play "Diamond Head", you will be popular in the class. However, if you could play "Slaughter On 10th Avenue" , you will be a super-star in the whole school.

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2024年11月3日日曜日

西尾幹二さんを偲んで

 評論家の西尾幹二氏が死去 「自虐史観」是正に尽力、ニーチェ研究の第一人者(産経新聞) - Yahoo!ニュース

news.yahoo.co.jp
評論家の西尾幹二氏が死去 「自虐史観」是正に尽力、ニーチェ研究の第一人者(産経新聞) - Yahoo!ニュース
産経新聞「正論」メンバーで評論家の西尾幹二(にしお・かんじ)氏が1日、老衰のため死去した。89歳。葬儀・告別式は家族葬で執り行う。後日、お別れの会を開く予定。 東京都生まれ。東京大文学部を卒業後、


西尾幹二さんはテレビの対談番組なんかで失言も多かったけど、立派なドイツ文学者であり思想家でした。若い時に随分と勉強させてもらいました。西洋史学者の会田雄次(故人)も同じですが、ヨーロッパを研究してアメリカを見る人の洞察は非常に納得のいくものです。西尾さんに関して言いたいことは山ほどあるのですが、アメリカ大統領選が来週ということもあり一つだけ紹介します。アメリカの宗教性ということです。
アメリカはイスラエルと双璧をなす宗教国家です。ヨーロッパよりもはるかに神を信じます。ヨーロッパでいじめられた人々が新大陸に逃げてきたピューリタンです。ユダヤの起源と同じです(出エジプト記)。つまり、エジプトの迫害から逃れモーゼの下に集まった他民族の奴隷(後のイスラエル)とよく似ています。
日本人はアメリカの宗教性を考えない。明治・大正・昭和と考えて来なかった。和魂洋才の「才」ばかりに注目し「魂」を置き去りにした。アメリカという国は建国以来同じです。常に宗教を考え敵対する国の宗教(精神的主柱である魂の部分)をつぶすことを考えます。イスラエルと同じですよね?      昭和の敗戦直後のGHQ占領政策は、日本の宗教性(天皇を中心とした)をいかに消滅させるかを第一義としました。だから、歴史(国史)教育を禁止した。仕方がないので歴史を社会科の一部として組み入れた。即ち、宗教性(神話性)を抜いたものが社会科の日本史や世界史になった。これは令和の今でも変わりません。 
歴史は革命(今でいうイノベーション)によって変化するというキリスト教的歴史観と、歴史は動かない、つまり、四季のように繰り返すと考えるアジアの歴史観は異なると教えてくれたのも西尾幹二の著書でした。        西尾幹二先生、R.I.P.

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