マックス・ウェーバーが定義した主権国家は「暴力の独占を有する」ということでした。一定の領域において単独の主体(国家)が暴力に関する権威・権限を行使する状態を定義したものです。ここで重要なのは、こういった独占に正統性(レジティマシー)があるかどうかという事です。
東京都ほどの規模になると一つの国家のようです。独裁国家や共産主義にはレジティマシーは存在しませんが、日本は半分国家ですが、支配者の言いなりになる専制国家ではないはずです。だとすると、リーダーを選ぶ場合、レジティマシーが問われるべきです。
レジティマシー
普通の国や大都市の支配関係はどうあるべきか? 支配される側(例えば東京都民)は、いつ、いかなる理由で権威を受け入れるのか? 支配する側の正当化の手段とはどういったものなのか?マックス・ウェーバーはレジティマシーを以下の3つで説明しています。
- 「永遠の昨日」の権威; 昔から妥当していることによって、またそれを守ろうとする習慣的な態度によって神聖化された習俗。
- リーダーの資質(カリスマ性も含む)に対する支配される側のコミットメント。
- 合法性による支配。
Hotel California (1976年)
東京都知事選挙を見ていると、どうしてもこの曲を思い出してしまいます。この曲は快楽主義や金持ち主義(hedonism)を批判したもののようです(イーグルスは皮肉にもお金の取り分に関して裁判にまでなってしまいましたが、、、)。なぜ東京都知事選挙が『Hotel California』につながるかを見てみましょう。
They livin' it up at the Hotel California
What a nice surprise
Bring your alibis
選挙だ選挙だとメディアが煽って世間は大騒ぎしている。
政治のために生きたいと思うならば(政治で生きるのではなく)、先ずは自分らの潔白を証明する証拠を持って来いよ!
And she said, "We are all just prisoners here of our own device"
みんな自らすすんで自分の欲望の虜になっている。
みんな自らすすんで自分の欲望の虜になっている。
They stab it with their steely knives, but they just can't kill the beast
欲望という化け物を刺し殺そうとするんだけど、どうしても出来ない。
"We are programmed to receive
You can check out any time you like, but you can never leave"
諦めて自分で考えないで流れに乗ってればいいんだよ。みんな絶対に逃れられないんだから。
You can check out any time you like, but you can never leave"
諦めて自分で考えないで流れに乗ってればいいんだよ。みんな絶対に逃れられないんだから。
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