2021年10月14日木曜日

学歴信奉はやめませんか?


ピザも自家製が最高!

ポストコロナの時代は、統合化(integration)とか総合的(synthetic)といったことが益々重要になると思います。カタカナで胡麻化すのではなく、基本的な概念をできる限り正確に理解して物事を全体的に考えることが要求されます。日本にはそういった思考ができる人材はごくわずかなのです。

日本企業、つまり、サラリーマン(日本独特の存在)として働く人材を育てるには、これまでの日本の教育システムは合理的だったのかも知れません。しかし、日本企業が世界で競争力を失ったとなると、教育システムを根本から見直す必要があります。

教育の目的は実社会への準備のためや、究極的には幸せになることです。世界の素早い動きに多くの日本企業は適応異常を起こしています。これまでの日本企業が必要としてきたスペックの人材を、これまで通りに育成してどうするのですか?子供たちを不幸にするだけです。日本は沈没してしまいます。

教育問題として、少子化や教育現場での情報化(今はやりのDX)や教育者の不在が問題視されているようですが、果たしてそういった現状認識でいいのでしょうか? 

以下のような問題が十分に議論されていることを期待します。 
  1. パターナリズム(服従的)
  2. 自律性の欠如
  3. 総合的でない授業(学科毎の学び)
  4. 情熱と興味を開拓する余裕のなさ
  5. 点数による序列主義
小中学校と高校では、生徒‐教師間の力のバランスを変える必要があります。中学後半から高校生にかけて自己が形成され始めます。学校からの強制でなく主導権を子供中心とすべきです。そうすれば子供達の間に競争ではなく連帯が生まれるはずです。小学生や中学の前半まではある程度の強制(しつけ)が必要です。ただし、一人一人臨床的に判断する必要があります。前提条件として、全教科の合計点と内申書で子供を型にはめることは直ぐにでも止めるべきです。

もういい加減に学歴信奉はやめませんか? 日本の有名大学の名前が「鎧」になった時代はとっくに終わっているのです。

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