2021年4月26日月曜日

読解力を高める

文化庁が本調査について行った概要です。

調査目的:日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査し,国語施策の立案に資するとともに,国民の国語に関する興味・関心を喚起する。
調査対象:全国16歳以上の男女
調査時期:平成31年2月~3月
調査方法:個別面接調査
回収結果:調査対象総数3,590人
有効回収数(率)1,960人(54.6%)














対象は16歳以上のため学生も含まれています。

読んでいないということは、アウトプット(書く話す)もできないということです。これはスマホ以前からの問題でしょう。

日本の学校教育での読書量は欧米と比較すると圧倒的に少ない。さらに国語の授業は非常に受動的です。これは今の若者だけの問題ではなく40代以上でも同じです。そして、インターネットにより読解力や文章力に大きな格差が生まれていると思います。ネットを通じて自分で調べたり長文を読んでいる少数の若者の実力は、以前よりも上がっているかも知れません。

私はこれまで色んな音楽を聴いてきました。ところが、一番熱心に聴いたブルースを含めどれをとっても真剣に隅から隅まで聴いていなかった。熱中しているようでも実は非常に表層的な聴き方しかして来なかったのです。このあたりが、何らかの楽器が上手になる人と何十年たっても上達しない人の差でしょう。私は後者です。プロかプロレベルになるには誰にも負けない情熱(passion)が必要なのです、

読書も音楽も同じではないでしょうか? 作者やプロの演奏者になりきって読んだり聞いたりすることが大事なのです。

***

2021年4月14日水曜日

恥をかく

 

私のハーモニカは99%の人の期待を大幅に下回っている訳ですが(誰も期待などしてない!)、 本人は「恥をかく」のは建設的で進歩につながると信じてやってます。

日本の社会環境や文化は「恥」を過度に否定的にとらえます。しかし、恥をどうとらえるかはその人のアイデンティティに関わることで、自分の価値観を物差しとすればいいのです。私は「恥をかくこと」は将来につながる building block だと思っています。

恥の感覚は日本と外国ではかなり異なりますが、もう一つ日本の特徴として「妬み(ねたみ)」があると思います。これは良くない。他人と幸せのレベルを比較して自分のほうが不幸せだと感じたら、自分も幸せになろうと努力するのではなく、他人を不幸に陥れようとして低レベルに平均化してしまいます。日本人はこの怨望が強い。これはニーチェのいうルサンチマンでもあります。

***