2020年9月3日木曜日

面授口訣(めんじゅくけつ)

麦飯の山かけ鉄火丼


先日、「目に見えない財産の継承を」というタイトルで、作家・五木寛之さんのインタビュー記事がありました。

『これまで当たり前だった顔と顔を合わせての打ち合わせや会議は敬遠され、インターネットを使った「リモート化」が進む。コロナ禍での変化を「リモートからでもお互いに感情の交流ができるんだよ、というような言い方がさかんにされているけれど、それは僕はちょっと違うと思いますね」と危惧し、「面授(めんじゅ)」の大切さを説く』。

全くその通りですね。人生における成功とは、大事なことを受け継いで次世代に継承していくことです。お金持ちになろうが有名になろうが、お陀仏になって何も次世代に継承するものがなければ成功者と言えないのです。オンラインだけで次世代に何か継承できますか?会社(起業)だって継承したいものがあるからやっているのです。

日本人は元々自分にないものと一体化する傾向があります(便乗と言ってもいい)。これは「成功への依存」という訳です。成功者と一体化したがる。要するに、「何が自分にとって重要か?」という軸がぼやけているからではないでしょうか?

面授口訣

師匠が弟子と向き合って、言葉で奥義を授けること。「面授」は面と向かって直接伝えること。「口訣」は言葉で直接伝えること。 仏教で、弟子にしか伝えない大切な教義や儀式を伝える方法をいう。「面授口決」とも書く。

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