2019年9月30日月曜日

エコロジー思想の先駆者 ~ 岡倉天心



名古屋で話題になっている展覧会よりも、こういった意味のある試みに注目が集まり政府としても助成すべきだと思います。特に環境大臣になる人は人間と自然の関係を正そうとした岡倉天心を勉強してもらいたい。天心の思想の本質さえ振り返らない敗戦後70数年の日本や日本人って一体何なんでしょうね。日本人の視野狭窄って、戦前だけのことではないのです。

10年前に帰国してから岡倉天心の五浦に行ってみました。海外から日本や日本人のアイデンティティーを考えた岡倉天心に共感する部分は多いのです。2011年の津波で天心の六角堂は消滅しちゃいました(その後再建されました)。

「幻のオペラ」、結局「幻」に 岡倉天心のNY公演中止

【ニューヨーク共同】日本近代美術の父と呼ばれる岡倉天心の未完のオペラを11月にニューヨークで公演する計画が中止になったことが24日、主催者の話で分かった。「幻のオペラ」が約100年ぶりに、創作された米国に凱旋する予定だったが、文字通り幻に終わることになった。
 天心が亡くなった1913年に書かれた最後の著作「白狐」(原題・THE WHITE FOX)の日本語版で、11月21~30日にニューヨークのアートスペース「ホワイトボックス」で芸術祭の一環として公演する予定だった。
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2019年9月29日日曜日

他者を気遣い自分も気遣う


日本の若いサラリーマンを見ていて20世紀初頭の哲学者であるハイデガーを思い出しました。今の日本は1920~1930年頃の哲学者が考えたことがズバリ当てはまるように感じます。当時の社会状況が今の世相と似ているのでしょうか。たとえ哲学を理解するだけの人生経験がなくても若いうちに読んでおくことは意味があると思います。

ハイデガーは、人は投企しながら存在すると言いました。投企はサルトルも使った言葉ですが、主体性をもって生きることだと解釈できます(サルトルはハイデガーを師と仰いでいたそうです)。 必ず訪れる死が目的であり最終形で、そこに向かって投企し続ける(自己を変化させる)。偉大な哲学者は人間とか生きるとか死を一生考え続けたのでした。 

極端に単純化すると、

ギターが何か分からない、使い方が分からない。

使い方を理解する(理解しようとすることが投企)、そして使えるようになる。

ギターが少し弾けるようになったことで、自分自身の在り方も多少なりとも変化していく。 

以上が、ハイデガーの言うところの「人は投企しながら存在する」です。 

若いサラリーマンは分からないことに対する姿勢や対応の仕方が淡泊すぎるように感じるのです。自分で考え判断するのではなく偏差値をガイドラインとして学校の指示に従いながら大人になったからでしょうか?

相手がギターのようなモノでなく人間でも言えるのです。「他者を気遣うことで不安を感じ、自分のことも気遣うことになる」。ハイデガーは人間の根源的営みは「気遣い」だといっています。 

日本は島国で単一民族、ただでさえ視野は狭くなり想像力は貧困になる。それなのに平均的で均一的な大人を育てる教育を長年継続している。卒業すると企業という閉ざされた空間に閉じこもる。そして還暦をすぎて解放される。日本が置かれている環境を客観的に認識し、視野を拡げ想像力を豊かにすることに注力し子育てや教育を考えないと、日本は本当に沈没してしまいます。

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2019年9月21日土曜日

働き方改革と生産性

朝の雲

働き方改革の課題は一般的に以下のように言われています。

‶働き方改革は「労働時間短縮」に関する項目が重視され、本質的な生産性向上には至っていない″

時短のための労務コンプライアンスと打ち上げても働き方改革の課題は解決されない。ルールに依存するだけで自分で考えない方向に行ってしまうだけです。常に会社に従順という訳ではなく、組織内の至る所で信念と疑念のぶつかり合いがないと本当の生産性は上がらない。アウトプットがMAXになるようにぶつかり合いをマネージするのが管理職の仕事であり最終的には生産性にインパクトを与えるのです。

大企業で働いているビジネスマンは、全ての人が必ずしも一生懸命に働いているのではありません。なぜならば、彼らのエネルギーは「一生懸命働いている」というポーズをつくることに集中されてしまうから、、。

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2019年9月10日火曜日

教育のフレームワーク

https://www.youtube.com/watch?v=Fz8_ghDzskg&t=9s




















グローバルで仕事をしなくても参考にできるフレームワークです。

今の教育を変えるための教育者の教育は誰がやるのでしょう? やる気のある子供達にとって今の教育は形而上と形而下のバランスが悪すぎる。暇を奪うことは考える時間を奪う事なのです。今の日本で「立派な大人になれ」と言っても環境が悪すぎる。

私=私+環境、つまり、「私」は自分自身も含め環境との対話の中で「私」になって行くのです。

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2019年9月3日火曜日

世の中には色んな会社がある

9月1日 ibgの飲み会です@吉祥寺

ibgは小さな小さな経営コンサルティング会社です。今年が14期目です。世の中では一般的に利益を上げることに多忙を極めること(business)を誇りにしているようですが、ibgの場合はそんなことはお構いなしです、より一層の「firmさ」(思想の強化)を求めるのです。それが会社、つまり「firm」 なのです。これは我々の負け惜しみか?

二次会へ

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