上のスライドは、1990年代後半に企業の「リーダー育成のフレームワーク」として作ったものです。
試練は降って来る場合もあるし、自ら飛び込む場合もある。とにかく、何とか対応し、一つ一つの試練が教訓となり、自信がついて、適応力、コミュニケーション能力、インテグリティ、自己認識する力が強化されるというものです。これらは、リーダーになるための条件です。
数週間前に、タイトルを「親が子供にできること」に変更し、上のスライドのように、親が関与する部分と子供が自分自身で考えていく部分に分割しました。
親が子供のためにできることは、①と②です。手段である環境を準備してあげること、そして、様々な試練(チャレンジや矛盾、理不尽な状況)を経験させてやり、自分で試練を乗り越える多くのプロセス(方法)を学ばせてあげることです。親は子供からみたら自由に使える資源(アドバイザー)でもあり、手段とも言えます。環境も手段といえます。
子供は幾多の試練を自分でハンドルする毎に、自分にとっての優先順位が明確になり、自分のモチベーションがどこにあるのかを知る事になります。そして、大人になって必要な能力がついていくというものです。それらの強化はリーダーの条件でもあります。
子育ても、企業のリーダーシップ教育も、国家の国民に対する施策も、日本は益々過保護(coddle)になっていると思います。
全く放任だと無責任ですが、今の日本は too much です。社会保障が充実し、棺桶まで国が面倒みてくれるとなると、少子化はいつまでたっても解消できないでしょう。
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